こんばんわ U三ですm(u_u)m
写真展や絵画など本物がくるとなるべく見に行ったりしています
当然ですが私の生まれていなかった時代のものに触れられるチャンスですから
7、8年前(もっと前かも)になりますが一之瀬泰造の写真展を観に行ったことがあります。
レンタルで借りた映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」 をみて、タイゾー役の浅野忠信が本人にそっくりだっていうのを聞いたので興味を持ったのが発端だったのですが。
ほんと、似てました。雰囲気がとっても
ベトナム戦争、カンボジア内戦を取材、アサヒグラスやワシントン・ポストなど国内外のマスコミで活躍し、「安全へのダイブ 」でUPIニュース写真月間最優秀賞を受賞したそうですね
この写真もありました。
映画はカンボジア入国以後、共産主義勢力クメール・ルージュ の支配下に有ったアンコールワット遺跡 への単独での一番乗りを目指して、1973年11月、「旨く撮れたら、東京まで持って行きます。もし、うまく地雷を踏んだら“サヨウナラ”!」と友人宛に手紙を残し、単身アンコールワットへ潜入するも、そのまま消息を絶ってしまう話でした
残念ながら9年後に遺体が発見されたそうですが、
私が観にいった写真展では弾丸が貫通したカメラの中に残っていた30年前のフィルムをご両親の強い希望で現像・プリントしたものがありました。
弾が貫通したので熱や感光・永い月日でのフィルムの劣化等問題があったそうですが、さまざまな計算などから現像して
↓唯一プリントできたカットだそうです。
みる人によって同じ写真でも印象は変わると思いますが、
写真展では戦場よりも、住民たちの笑顔が多かったように記憶しています。
いなくなってしまう前にすごしていた、彼の世界観を伝えてくれるような写真でした。
永く会えない人と写真を通してつながれるのがすごいなと発見したのをふと思い出しました
決してうまいとはいえない私でも、
たくさんのカット(←下手だから大量に撮るので (-x-;) )の中からプリントしたいコマを選ぶときはいろんな思いをめぐらせます
撮った人の伝えたいものがたくさん詰まっている写真。
撮った方の思いを伝えられようなプリントに仕上げられたらと思う今日この頃です(*^ー^)ノ