今が旬です
1000種もの品種があるリンゴですが、酸味の成分はクエン酸で、甘味は果糖なので、
吸収されやすいという特性があります。
エネルギー源となる果糖とエネルギー代謝を促進するクエン酸によって、疲労回復効果が期待できま
す。
水溶性食物繊維のペクチンは、下痢の時にはゼリー状になって腸壁を保護し、便秘の時は便を水分で
ふやかす作用があります。
エピカテキンというポリフェノールの強い抗酸化作用によって、ガン予防効果も期待できます。
・・・多く含まれている栄養素・・・
カリウム・食物繊維
・・・おもな効用・・・
高血圧の予防・動脈硬化の予防・便秘の改善・疲労回復
・・・調理のポイント・・・
加熱することでオリゴ糖が増えます。
抗菌作用を強めたいときは、焼きリンゴにして皮ごと食べましょう。
そうすることによって、食物繊維も有効に摂取でき、腸内環境を整えます。
皮をむいた後、塩水にひたすか、レモン汁をかけると変色を防げます。
・・・保存方法・・・
りんごからは成熟ホルモンであるエチレンガスが発せられていて、他の野菜や果物と一緒にすると、
それらを傷みやすくさせてしまいます。
冷蔵庫に入れるときはポリ袋に入れて、口はしっかり閉めましょう。
追熟させたい野菜や果物があれば、りんごと同じ袋に入れましょう。
・・・選ぶときには・・・
ずっしりと重みがあり、色が均一でムラガないもの。
美味しいりんごは、へたが太くてしっかりしています。
蜜が出ているものは甘いですが、傷みがが早いので気を付けましょう