荻野剛生だ。中卒、47歳、沖縄でセミリタイアを満喫している。
前回の続きだ。
俺は大富豪に、 金融商品を買うべき理由を1000個を書いた紙の束を叩きつけてやった。
あのときのやつの顔は忘れない。
ポカーンとしてた。
マンガみたいだったぞ。
で、大笑いしだしたんだ。
笑いはなかなか収まらない。
ようやく落ち着いてきたら、「よし、買おうじゃないか!」と一言。
「よし!」と思ったね。
手続きは弁護士にやらせるとかで、契約に必要な用紙だけ置いてその日は帰った。
後日、会社に契約書が届いたんだが、驚いたね。
金額の桁が違った。
1年分のコミットメントの5倍はあった。
俺は大富豪のおかげで、その年のMBAにも選ばれた。
俺は、この経験から一つのことを学んだ。
「攻めるべき場所を選べ」ってことだ。
みんなと同じアタックリストは、他のやつらも狙ってるから競争が激しい。
そうじゃなくて、他のヤツラが狙ってない場所を攻めるんだ。
でも、イレギューラーな場所は普通のやり方で攻めても落とせない。
だから、工夫が必要なんだ。
アイディアだ。
俺はこのやり方で、その後も素晴らしい営業成績をキープできた。
アメリカの会社は完全に実力主義だ。報酬もたんまりもらった。
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続きはまた明日だ。
娘が来年、小学生になる。
学校どうするかワイフと真剣に検討中。
というかバトル中。