荻野剛生だ。中卒、47歳、沖縄でセミリタイアを満喫している。
前回の続きだ。
大富豪にバカにされた俺は、1週間後、もう一回やつの家を訪ねた。
もちろん今回もアポなしだ。
秘書に「今日は忙しくて会えない」と言われて追い払われそうになったが、「面白いものを持ってきたから併せてくれ」って言ったら会わせてくれた。
で、大富豪のじいさんが「面白いものってなんだ?」って聞くから、俺は紙100枚の束を机に投げつけてやった。
そこには、その商品を買ったほうがいい理由が1枚に10個ずつ、全部で1000個書いてある。しかも、でっかい字で。
そう。俺は「私がその商品を買ったほうがいい理由を1000個教えてくれたら買おうじゃないか」という言葉を忘れなかった。
この1週間、やつが金融商品を買うべき理由を1000個書き出してきたんだ。
俺の反撃がはじまる。
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続きはまた明日だ。
北海道の地震、家族や友人が心配だったが、無事が確認できた。
俺にできることで、力になっていくつもりだ。