荻野剛生だ。中卒、47歳、沖縄でセミリタイアを満喫している。
前回の続きだ。
俺はある商社の社長に拾われて、1年間がむしゃらに働いた。
その働きが認められて、仕事で中東に赴任することになった。
まだ20代前半のことだ。
正直、仕事はかなりきつかった。
当時、俺は英語がほとんど話せなかった。
というか、簡単な単語しか分からなかった。
中卒で勉強なんかしてこなかったからな。
会社で通訳を雇ってたが、こいつがポンコツで使えないやつだった。
それもで、身振り手振りを交えて、なんとかコミュニケーションを取って、仕事を進めた。
仕事はきつかったが、その分いろいろと手当もついて、金はよかった。
そして俺は、中東に行ったことで、それまでの人生観が一変した。
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続きはまた明日だ。
昨日、東京から沖縄に帰って、今日は昼からビールを飲んでいい気分だ。
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