32年前、そしてこれから。 | 荻野目洋子オフィシャルブログ powered by アメブロ

32年前、そしてこれから。

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32年前の本日「ダンシング・ヒーロー」が発売されたのだと、ファンの方のコメントで知りました。

 実は先日のMステ出演の日に、写真のマカロンをビクターのスタッフさんが特注してくださり、そこに日付が入っていて、

「ひょっとして11月17日ってリリースした日じゃない⁈」

と叫んだ私。なんとなく自分でも11月だということは覚えていたんです。でもすぐに調べてくれて

「いや、21日リリースでした!」

と正しい日付けを教えてくれましたが、バタバタしていてすっかり忘れていました。まさか、あれから32年も経ったなんてね…(遠い目線になる)

まさか、まさかのまさかですよ(しつこいよ)。

いやホント、こんなことになるなんて、あの時の私には何も想像つかなかった。家族を持ってから再び私の存在を認めてもらう機会に恵まれるなんて…身に余る光栄です。

何回言ったかわからないけど、感謝の気持ちしかないです。本当に有難うございます。

10代で信頼のおけるスタッフに支えられ、ヒット曲に恵まれ、20代で早くも悩みました。有り難いことに仕事が次から次へと舞い込み、右から左へとこなしていくのに精一杯で、みるみるうちにそこから先の精神力、実力が伴わなくなっていきました。なみなみとあったコップの水がからっからに乾いてしまった、という気持ちでした。

もし今、皆さんの周りで何かに悩んで、行き詰まっていそうな人がいたら、ぜひ伝えて欲しいです。
今は辛いかもしれないけど、暗闇の中かもしれないけど、決して逃げないで欲しいと。

その後の私が何をしたかというと、真面目に生きず、馬鹿になろうと思いつきました。なんだか死にたいくらいにどん詰まりだった自分が、客観的に見たらアホらしく見えてきて、どうせなら馬鹿みたいにボーっと流れに身を任せてみようと決めたのです。
同年代の友達と毎日ごはんを食べに出かけたり、花火大会に誘ってもらったり、待ち合わせに遅れたら思い切り怒られたり(人に迷惑かけるな、と)。そういう当たり前の人生をフツーに過ごしてみたら、いかに自分は特殊な人生の時期を過ごしていたのかがわかって、どんどん軌道修正されていきました。まともな人生というか…犬も飼いました。毎日毎日、朝晩散歩に出かけました。雨の日も風の日も、雪の日も(大型犬でとにかく外に出ないと気が済まない犬でした)。それまではマネージャーさんが送り迎えやスケジュールを管理してくれていましたが、自分がお世話する立場になり、大変さを味わったおかげで、その後、30代で結婚して子供に恵まれた後も、いろいろな面で自然にこなしていくことができました。もちろん、世間知らずな面はまだまだありましたが、そこは包容力のある主人のサポートによって、なんとか結婚生活も満16周年を迎えることができています。ここにも感謝!

 話があちこち飛びますが、どの時期も無駄なんてない、ということをお伝えしたいです。今、こうしてブログを通してメッセージを書いているのも10年程前、2人目の子育てになり、育児に疲れた時、先輩ママさんの文章にとても励まされたことがきっかけでした。自分が感じることを発信することで、少しでもまた誰かの励みになったらいいなぁと。皆さんからのコメントもたくさん勉強になりました。今では3人の子育てに奮闘中ですが、日々、いろいろなことに気付かされています。

そういう一言では語り尽くせないストーリーの上で今の自分がいるので、これからも流れに逆らわずに、自分らしくやっていこうと思います。

今は楽曲をたくさん取り上げて頂いて、歌手としても又、成長できるチャンスだと思うので、今の自分だからこそ歌える楽曲を、クリエイトしていけたらと思います。

今後とも、どうぞよろしく

そんな40代、悪くないよーー!!!