グラミー賞2017 | 荻野目洋子オフィシャルブログ powered by アメブロ

グラミー賞2017

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 先日のグラミー賞、素晴らしい生中継でしたね‼︎
前半からこれでもか!と驚かされる演出に釘付け
 まず個人的には、アメリカの人気番組「カープール・カラオケ」でお馴染みのジェームズ・コーエン(本当にいつも面白くて大好き)が司会者でびっくり。細かいコントみたいな仕掛けがちょいちょい進行の途中に挟まれていて、出演者の緊張感をほぐしている感じでした!

あげたらキリがないけど、エド・シーランがギターに加え最新機器を駆使した生演奏や、ブルーノ・マーズが紫のジャケット着てプリンスのトリビュートをしたシーン、大好きなアンドラ・デイが着物を連想するような素敵な衣装で歌ったこと。アリシア・キースが若いアーティストと貫禄あるステージングを繰り広げていたこと…でもやはり、今回話題となったのは、ジョージ・マイケルのトリビュートコーナーをアデルがしっとり歌い上げたこと。しかも出だしからキーが合ってない⁈と思いながら聴いていたら間もなく、

「ごめんなさい。本当に申し訳ないけど、もう一度やらせて…これはジョージ・マイケルの大切な歌だから歌い直したいの」と、切実に訴えたアデルの想いが、人々の心にも伝わりました。
世界に向けて生放送なのはもちろん、後ろにジョージ・マイケルの映像が流れ、オーケストラの生演奏は続いていたけれど、勇気を出してストップをかけたのは、ボーカリストとして、また同郷である身としても尊敬する先輩の歌を、自分が請け負う責任感でいっぱいだったのだと思います。客席も、歌い終わった後スタンディング・オベーションになりました。それとは対照的に、悔やまれる表情のアデルのアップの映像がとても印象的でした。

今、CDセールス一番のアデルがこんな振る舞いをしてくれるなんて、完璧なショウアップが印象強いアメリカのグラミー賞の歴史上においても、とても珍しいハプニングだったのではないかと思います。凜としたアデルの行動は、人として素晴らしいなぁって感じました

LIVEにハプニングはつきものだし、その瞬間にしか味わえない面白さがありますね。