心の体験 | 荻野目洋子オフィシャルブログ powered by アメブロ

心の体験


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子供達の運動会も無事に終わりました。

天気は良いし、振替休日なので、今日はリュックを持って普段行かない場所にお出掛け[みんな:01][みんな:02]

子供達は秘密基地作り。

昔のように、自由に創造出来る場所が少ない今の子供達にとって、時間はあってものびのび遊べないのは、悲しい現実。習い事で忙しい人も周りには沢山います。

もっと成り行き任せな遊びも楽しんで欲しいし、柔軟性を持って欲しい[みんな:05]というのが私の願いなので、決まった場所で決まったメンバーで、これをやってハイ、おしまい。じゃなくて、ここに木があるから、コレを使って何か作ってみようとか、それには石も持ってこようかとか。そういった初めての環境にも、たまにはポイっと連れ出さないと[みんな:06]と、思っています。

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今日はたまたま、スズメの雛鳥がいたから、鳥小屋を作り始めました。近くに親鳥も見当たらず、飛べない様子…

あまり触るより、自然のままが一番なんだよ、と言ったところで聞く訳が無い。ここにある物で、どこまでのモノが作れるのかわからないけど、やりたい…[みんな:03][みんな:04]

と言うので、様子を見守ることにしました。

その間、雛鳥は草むらに放していました。私は写真を撮ったりして過ごしたりして。

しばらくして、長女が雛鳥の様子を探りに来たら、
「いなくなってた…親鳥が見つけたのかも。」

と言うので、

「それなら良かったね。」

と納得。

だけど、何となく雛鳥の声は聞こえるなぁ、と思ってはいました。
でもパタッと聞こえなくなって、嫌な予感がしたので、遊んでいる場所の外側の歩道を見たらいなくて。
スズメの声のする方に目線をやると、数羽が車道を越えた広い公園に飛んでいたのです。

そうなんだ…とそのまま、目線を落として見たら、車道に小さな塊を発見。
まさか。

そう思って目をこらして見ても、ハッキリ鳥とはわかりませんでした。だけど悲しい結末を私から言うのも気がひけたので、自分の中にしまっていました。

すると長女が又、

「親鳥、本当に連れて行ったのかな…」
と話しかけてきたから、

「もしかしたら、死んだかも。」

って正直に打ち明けました。私は乱視だから、長女に確認してもらう事に。

「あぁ…やっぱりあれは雛鳥だね。親鳥が運ぶ時に落としたのかもしれないね…」
と、落ち着いて分析。

厳しい現実。あまりにも悲しくて短い出会いだったけれど、仕方のないこと。

天国に行く前に、一瞬でも人間の手の温もりを感じてくれたなら…って思うしかないね。って、後からそれを知った次女に話しながら私も涙がこぼれました[みんな:07]

幼い頃、犬と猫を庭で飼っていて、たまに猫が車に敷かれてしまう事がありました。昨日まであんなに遊んだのに…って心にショックを受けたものでした。そしてきょうだいでお墓を作りました。

生は続くもので、死は突然止まるもの。

漠然と、心にそう刻んでいました。

教えるというよりは、自然に教えられる事が大事だと思うから、今日はこの場所に連れ出して、何か刻まれたなら良いなぁと思いました。