秩父鉄道・SL列車の旅(1)
- SL「パレオエクスプレス」との邂逅 -
2008年12月3日(水)。冬の最中の小春日和といった、日差しの穏やかな晴天の日。秩父鉄道のSLに乗りに行ってきた。
秩父鉄道のSLには以前から一度乗りたいと思ってはいたのが、なかなか機会に恵まれず、結局今まで乗れずにいた。そしてこの12月3日が、実は今年度のSL最終運転日だったのだが、たまたま自分の休日で、チケットも取れたので念願の乗車!!と相成ったのだった。
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この日、まずは8時前に自宅を出て上野駅へと向かう。が、突然トラブル発生。地下鉄乗った後に、携帯を忘れてきたことに気付くw 仕方なく一旦家へと取りに戻るが、そのままで当初乗る予定だった列車に間に合いそうもなく、タクシーで上野駅まで行くと言う無駄な出費をするハメにorz
まあ、この時の運転手さんがなかなか面白い人で、東京の昔話だとかを聞けたりと楽しい車内だったので良し、としよう。旅の初めに悪いことが起きれば、その旅の厄も全て落ちた、とも言えるだろうし。いやもうそうだと思わさせて下さい。
でなきゃやっとれんよ。通常なら地下鉄で160円でいけるところをなんで1800円も払わなきゃ…。
さて、上野駅を8時40分過ぎの列車に乗り、熊谷に9時50分頃に到着。秩父鉄道のホームへと行くと、SL待ちの人々でホームは結構なにぎわい。
また、向こうの方には秩父鉄道の色々な列車達。今日のメインはあくまでSLだが、これらの車両にも乗りたい。と言うかたぶん後で乗るんだろう。
さて、ホームでSLの入線を待っていると、なにやら怪しげな物体が線路を横切って向こうから近付いてくるのが見える。背丈は大人の伸長くらい。薄いブルーとピンクとが1体ずつ。
なんとそれはゆるキャラだった!!w
秩父鉄道のマスコット的存在、パレオ君にパレナちゃんと言うらしいww
子供たちに大人気で、囲まれては写真を撮られている。
て言うか、カメラ向けるとさりげにポーズ決めるしwww
さて、10時になろうかという頃、ようやくホームにSL列車「パレオエクスプレス」がやって来た。SLを最後尾に、電気機関車に牽引されてホームへと入ってくる。
ちなみにこの電気機関車がなかなかに渋くてカッコイイので、「あ、俺SLじゃなくってもこれでイイよ!!」とか思っちゃったのはヒミツ。
そして肝心のSLを見るべく、反対側へと回ってみると、とにかく凄い人!!!
人が多過ぎて、写真もロクに取れやしない有様。平日だから空いているだろう、などと思っていたのだが甘い甘い、全然甘かった!! やはり運転最終日と言うのが影響しているのかもしれない。
そして最終日と言うこともあってかSL、日章旗でおめかしをしている。更にヘッドマーク。こちらには「秩父夜祭」と書かれている。全然知らなかったのだが、今日はどうやら、沿線の秩父周辺でなにやら大きな祭りがあるらしいのだ。
さて、車内へと入る。僕は事前に指定席を買っていたので、一号車の指定車に乗り込む。SLのすぐ次の車両と言う一番SLを楽しめる車両だ。車内はなかなかの盛況…と言うかほぼ満席。事前に席買っておいて大正解だった。
(注:途中駅で乗客が結構降りてから撮っている)
この秩父鉄道のSL列車、客車は12系。国鉄時代に急行列車用として作られた車両だ。もともと、山口線のSLなんかもこの客車を使っていたし、今でもあちこちの路線でこの12系を元にした客車がSL列車として走っているので、SL用客車としては割とおなじみの車両。しかしこの秩父鉄道のものは、車内が下手に手を加えられず、オリジナルのままのアコモデーションが残されているのが良い。
向かい合わせの固い固定クロスは、青いモケットで飾り気も何も無く、座り心地だって決してそんなにいいワケじゃあ無いけど、でもそのそっけなさが逆にイイんだよなぁ。山口線の12系なんかは、今じゃあ内装も外装も厚塗り化粧がされちゃてるみたいだけれど、でもそれってどうなんだろう。少なくとも僕は、秩父鉄道の12系の方が好きだし、SLと言う古い時代のものには良く合うんじゃないか、と思うんだけど。
車内には沿線の子供たちの描いたものだろうか、SLの塗り絵なんかがあちこちに貼られている。また、荷物棚にはモミジなんかが彩られ(作りものだが)、秋らしい色合いを添えているのがほほえましい。
時刻は10時12分。ホームにいる、大勢の人々に見送られ(パレオ君目当てなのか? 地元の幼稚園児達とかが大勢いた)、SL「パレオエクスプレス」の出発だ!!






