城ヶ島。
昨日はぶらりと城ヶ島まで行ってきた。天気は雲一つ無い快晴。風もほとんど無く、穏やかそのものの、まさに春の行楽日和。となれば、かねてより行きたかった、春の海を見る旅へと出ない手は無い。
三浦半島の先端にある小さな島。それが城ヶ島。品川から京急線に乗り、終点の三崎口からバスで20分ほどで辿り着ける。島とは言え、橋で結ばれて陸続きになっている。
さて。三崎口の駅からバスに乗り込むと、やたら観光客の数が多いことに気付く。特に家族連れの姿が目立つ。今日は平日なのに何故…と思いきや、そう言えばちょうど春休み中だった。本当は誰もいない季節外れの海をひっそりと楽しみたかったのだが…。 まあそうは言っても仕方が無い。
島のバス停から、まずは灯台へ。
この灯台とその周りの雰囲気、どことなくジブリのアニメっぽい…と言うかラピュタっぽい。などと思うのは僕だけだろうか。
実を言うと城ヶ島、5年近く前に一度来たことがある。が、その時はこの灯台くらいしか観ていなかったので、今日は島中をくまなく歩き回ってみることにする。
灯台から海辺へと降りて行く。と、そこはゴツゴツした岩肌が並び、なんとも男性的で野性味溢るる景観が広がっている。
周囲では釣り糸を垂れる人の姿もちらほらと。 何か磯の魚でも釣れるのだろうか。
時間はちょうどお昼時。まだお腹はそんなに空いていなかったので、とりあえず近くの売店で缶ビールを買ってくる。
本当はヱビスが欲しかったのだが、売ってなかったので仕方が無い。まあ「ラガー」ならYMOだしイイだろう!!(謎)
グビグビっとビールを喉に流し込む。…ああこれこれ!! 暖かな春の日差しの下、海を眺めながらのビール。これをやりたかったのよ!! この為だけに今日ここに来たと言っても過言では無い。
ビールを飲みつつ海を眺めぼんやりと物思いにふけってみたりもする。そう言えばテレビアニメの「らき☆すた」後期エンディングは城ヶ島がロケ地だったなぁ…なんてどうでもイイくだらないコトを思い出しつつ、白石稔のマネして海をバックに大声で歌っちゃおうかと思ったがやめておいた。
ビールを飲み終え、少し良い気分になりながらぶらぶらと海辺を歩く。と、「遊覧船」の看板を見つけ、乗ってみることにする。しかしこれが遊覧船と言っても、あちこちの観光地にある様な大型の船じゃあなく、漁師のおじさんが小さな漁船で漁の片手間にやってる様な感じのもの。
しかしこれが、ちょっと他ではなかなか味わえない感じで面白かった。なにぶん小さな船だから波のあおりをモロに受けて大きく揺れたりでスリル満点。潮風を直に味わえるのも気持ちが良い。たった15分くらいの小さなクルージングだったが充分に楽しめた。と言うかあれだけ揺れるんならそれ以上乗ってるのはムリ。船酔いするよきっと。
船着場近くの店で昼食。店の外に生きた魚が泳がせてあるのにつられて入ってみた。
活きサザエの刺身定食。1600円。
サザエは新鮮そのもの。コリッ、プリッとした歯ごたえと磯の香りがたまらない。非常に美味かった。
今度は海辺からちょっと島の中へと入り、けもの道の様な小道を歩いていく。
島のやや小高い部分を歩いていく形になるのだが、たまに目の前にパッと景色が広がる。
その雄大なパノラマに、しばし足が止まってしまう。
景色を楽しみながらずっと歩き、20~30分ほどで「馬の背洞門」に到着。
大岩に穴が開いた様になっている。穴の部分には絶えず波が打ち付けている。長年の波の浸食で穴が開いてしまったのだろうか。となれば、将来的には穴の上の部分も削られて無くなってしまうのかもしれない。
ここで記念写真を撮ったりしてしばし時を過ごす。
そして再び歩き出す。ここから更に10数分ほど歩き、「城ヶ島公園」に到着。
公園内のところどころに展望台があり、海辺を眺められる様になっている。そして公園の一番端はそのまま島の先端部分につながっていて、そこにはゴツゴツした岩場に小さな灯台が建っている。
途中、波のしぶきを浴びる様な岩肌の道を歩き、島の先端部分まで辿り着いた。
ここが今日のゴールだ!! ああ…海が俺を呼んでいるぜ!!! (そのまま呼ばれて逝っちまえ!!)
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京急線、行きは2100形、帰りは600形に乗った。
2100形は実に久しぶりに乗ったのだが、オールクロスシートの室内は快適そのもの。シートモケットのカラーなど、かなり独特のセンスで一見奇抜にも思えるのだが、これが馴れてくると不思議と落ち着く。ドレミファインバータの高らかな響きも相変わらずで実に良かった。
一方の600形は、元々はオールクロスシートだったのだが、ロングシート改造されてしまっていたのが残念。まあ、車端部にはクロスシートが残っていたのが救いだが(僕は当然クロス部分、それも先頭車両の運転室後ろに座った)。
京急は関東の大手私鉄の中では、料金不要のクロスシート車を走らせていたり、ドレミファインバータなど色々と個性に溢れた車両を多く所有しているので、とても好きなのだが、ただ最近、その「良さ」が少しずつ失われていっているのでは?と言う気もする。
上に書いた600形のロングシート改造もそうだが、今の京急の主力とも言える新1000形。その最新増備車など、オールロングシート(新1000形は元々ロングシート車だが、車端部のみクロスシート)な上に、あろうことかステンレス車体となってしまった。もちろんドレミファインバータも搭載していない。ドレミファ音の鳴らない新1000形なんて新1000形じゃ無い!!!
個性の無いオールステンレスの車両なんぞ、JRの「走るンです」か東急にでもやらせておけば良いのだ。京急のやることじゃあ無いと個人的には思う。














