揚水発電が蓄電池に! ~ あるもんをいかにより活用するか ~ | おぎ村ふみ規オフィシャルブログ  100年後も選ばれる、廿日市に!

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廿日市が100年後も選ばれるまちであって欲しいと願う、広島県廿日市(はつかいち)市議会議員おぎ村ふみ規(3期目)のブログです!

第1323


皆さん、こんにちは!

廿日市 広島から日本を元気に!する市議会議員
宮島の目の前の、おぎ村 ふみ規です!



これは凄い可能性があるんじゃないですか?

今朝の中国新聞朝刊一面より

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揚水発電?

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いわゆる水力発電の中でも
この揚水発電が「蓄電池」の様な役割を果たす
可能性あり!というのが今日の中国新聞一面の
記事であります。


国が大きく旗を振って推進していた
太陽光や風力などを活かした再生エネルギー。

その中でも太陽光が買い取り価格も高く
参入しやすかったのもあり申請が急増していました。

そうすると、電力会社の中の数社は
新規申請を中断する!と発表。

理由は太陽光などの再生エネルギーが増えると
受給バランスが崩れる恐れがあるとのこと。


これは大雑把に説明しますと、

作った電気は貯められん!

という電気の特性によるもの!



蓄電池の技術も随分進歩して
車用には技術革新も目覚ましいものが
あるようですが、

街や都道府県、国の
ようなレベルの大規模なものはまだまだ
実用段階ではないのが現状です。


数年前の民主党政権の時に
Co2削減を国際公約にして政府肝いりで
スタートした再生エネルギー固定買い取り制度。

原則申請されたものは全てその時の固定価格で
買いとるのがルールじゃったと思うのですが・・


既に制度開始時(平成24年7月)にはこの制度を
先行実施していたドイツが失敗に終わっていた
のが非常に強烈に脳裏に残っています。

この制度の問題点や課題等は
クリックこちらをご参照下さい




そんな蓄えられない電気の特性を
揚水発電で解消しよう!という今回の
試みには非常に大きな可能性を感じます。


しかし太陽光発電にかたよった
現在の再生可能エネルギー政策を
全面的に支持するものではありません。







【あるものを活かしてより輝く街に!】




アメリカやイスラエルでは既に高速道路を通過する車の
振動で発電する取り組みを始めています。


この発電システムを6マイル(9.6㌔)高速道路に埋め込むと
44メガワット発電出来、30,800世帯分のエネルギーを生み出すことが
可能だそうです!そしてそんなに高くない!これは凄い!

関連記事は
クリックこちら



我が街“はつかいち”の場合、すぐ隣り街、大竹市から
岩国市には昔ながらの重化学工業地帯が拡がっております。

この工場群から排出される熱をうまく利用出来れば
これも大きな可能性を持ったエネルギー源になる可能性があります。

実際に北九州市などはこの工場から出る排熱を
コージェネレーションという仕組みで活用しています。



まだまだ中東からの石油に大きく
依存した日本のエネルギー事情。

これでは地政学的リスクと言いまして
石油タンカーが通過する地域や
原油産出国で内戦や戦闘がおこれば

エネルギーの高騰を招きあらゆるものの
値段が上がり市民生活に大きなダメージを
与えてしまいます。

国の政策を待つだけでなく
その地域のことはその地域の政治家が
責任をもって考えていかねばなりません。



【エネルギーの自立】



非常に大きなテーマではありますが
皆さんのお子さんやお孫さんの世代でも
笑顔で暮らしていける街に向けて、

しっかりと将来を見据えて持続可能な
我が街“はつかいち”目指して取り組んで参ります!










揚水発電は要チェックじゃ!
感謝!荻村 文規