『男性介護者』という、明日は我が身の問題 | おぎ村ふみ規オフィシャルブログ  100年後も選ばれる、廿日市に!

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廿日市が100年後も選ばれるまちであって欲しいと願う、広島県廿日市(はつかいち)市議会議員おぎ村ふみ規(3期目)のブログです!


皆さん、おはようございます!

廿日市 広島から日本を元気に!する市議会議員

おぎ村ふみ規です。




先程、いつもより早く目が覚め、何気なく付けたテレビで

『男性介護』をテーマにしたドキュメンタリーをやりよった。

これまでの人生でほとんど家事や炊事を奥さんにまかせっきりで

やってこなかった男性が突然、祖母や母、そして妻が認知症や寝たきりの状態になり

多くのケースで自分の仕事を続けられなくなり、母や妻のいくばくかの年金

で苦しい生活を余儀なくされるケースが多いようじゃ。



全国で100万人!

事件事故は約1万件

殺人(死亡)に至った数、24件!


男性が介護に従事する数

男性介護者が起こしてします件数

男性介護者が介護している母や妻を殺してしまった数(1年間で)




もちろん様々なケース、生活状態、症状の違い等で一概には

言えんのじゃが、先程の番組でのケースは、



被告61歳(独身男性)

人生の約半分を父、そして後半は母の介護にあたる。

母の介護時には自身の仕事を辞めざるを得ず

自身は脳出血により下半身に障害がでる。

母はヒドイリュウマチで手足が変形し、自身の変わり果てた姿を

他人にさらす事をことさらに嫌い、事件(殺人)がおこる前は

リュウマチの症状が悪化しヘルパーさん(他人)どころか

病院の主治医の前に出る事すら拒絶し始める。



→母を楽にしてあげたい!との思いで花瓶で母を撲殺

→懲役4年の刑を言い渡される




このような例もでとった。

何ともやりきれん。


92歳の認知症の母を介護する65歳の次男の方の例も。

その方は59歳(定年前に)妻に定年後の次の仕事の為、勧められて介護の資格を取得。

直後、妻はガンで逝去。そして数年後母が認知症になり、母を独りで自宅で介護されよる。

(結果的に亡くなった妻の勧めが活きた)

母に『次男はよそにおっておらん。私といるのは長男だ!』

と、自分は次男で介護をしているのにもかかわらず分ってもらえとらんかった。

その方は常に前向きで決して癇癪を起さん事を自分に言い聞かせて献身的に介護されとる。

そして、自分のような男性介護者の方々の気持ちを少しでも和らげようと、男性介護者の集いを

企画し2か月に一度会を催されとるそうじゃ。


現在の法律では要介護者の方々の手助けや、補助等が主で

介護する側(男性 女性を問わず)へ、法律の手がほとんどまわっとらん!

という現状を指摘しとった。

何ともその通りなんじゃろう。



益々、これから増大するであろう

『男性介護者』

の問題。わしらーも明日は我が身じゃし

もっと深掘りして考えとかんとイケん

これからの大事なテーマがまたひとつみつかりました。

う~ん、何とも深刻じゃ。



今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!