何気ない,ある日の6時間目のこと。ふとした世間話の合間に,ボクのすぐそばに座っている冬ちゃんが「おぎっち,6年生もやで」と言う。来年も担任をしてくれということだ。それはとっても光栄だから「うん」と言うと,冬ちゃんは小指をさっとボクの方に出して「じゃあ指切りして」と言う。なんとも可愛らしい。ボクは「いいよ」と言うと,指切りげんまん。でも,♪針千本飲ます~のところで,「針千本はやだなぁ,それに校長先生が決めるんだよなぁ」と言うと,冬ちゃんは「じゃあ,校長先生に言えばいいんやろ。じゃあ冬が言っとくから」と,少し真剣な顔で言ってくれた。
 冬ちゃんはどちらかと言えば,女の子の中では(って3人なんだけど),控え目な方であまりこんな風に気持ちを前面に出さないタイプです。そんな冬ちゃんが,ゆびきりをしようとしてくれたことが,嬉しかったボクです。

ということで,
爐い弔眈亟蕕埜亀い任広

注:子どもの名前は仮名です。