先日、先生から子供達と保護者に向けて、こんなお話がありました
扇田剣道クラブでは、3つのモノを鍛えます。
一つは身体、一つは心。もう一つは頭です。
一つ目の身体は、こうやって稽古にきて素振りをしたり稽古したり。体を動かす事で鍛えられますね。
二つ目の心は、今みたいに寒い時でも頑張って稽古に参加したり、試合で怖くても相手に立ち向かったりすることで、強い心を持てるよう鍛えます。その心の支えは一本を取った時の喜びです。
三つ目の頭。これはなかなか難しいですが、重要なのが考えるということ。特に考え「続ける」こと。例えば、足捌きの練習で、左足は右足を追い越していないかな、どうしたらもっと早く足を動かすことができるかな、など最初から最後まで足捌きのことを考え続ける。途中でお腹空いたなとか今日の夕飯何かなとか考えたらダメ。また、日常生活の中で、例えば、学校の行き帰りに、稽古で指摘された事を思い出して意識して正しい姿勢で家から学校まで歩く、など。考え続けることは疲れることですが、こういう事を続ける事で、身体と心と頭が鍛えられれば、剣道が勉強や社会生活でも役に立つものになります。
稽古中も、子供達に考えさせる稽古を沢山しますので、どうかご家庭でも、お子さんが考える事を続けられるよう、促して頂きたいです。よろしくお願いします。
少ない稽古でも、基本を大事に、将来に長く続く剣道を。そして同時に、勝つ喜びも味わってほしい。そんな先生の気持ちが伝わるお話でした