マンガ喫茶に行く前に。
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第9冊→MASTERキートン(浦沢 直樹)


浦沢直樹で一番おもしろいのは?



そう聞かれたら、「MONSTER」でも「20世紀少年」でも「PLUTO」でもなく、

こう答えましょう。


「マスターキートン」と(ノ´∀`*)




突然ですが、問題です。




Q、浦沢直樹のマンガで、あの柔道の谷亮子さんのニックネームとなった作品はなんでしょう?






















































…「YAWARA!」です。(実際の商品はイメージと異なる場合がございます)


面白く更新はキツいなぁorz


第8冊→もやしもん(石川 雅之)



「かもすぞー」


―人間の顔1平方㎝には、およそ3千万~1億の菌が存在しているそうです(本書より引用)

そんな菌の見える生活、はじめてみませんか?宇宙初!農大マンガ!!




えー遅れました( ;´・ω・`)

第8冊は石川雅之「もやしもん」 です(´・∀・`)

面白くなくても更新します(#゚Д゚)(怒)

なぜ面白いのかっ!?




1、身近で、かつ知らない世界



日本酒大好きな人、いますよね?お酒にしろ、ヨーグルトにしろ、いま生活の上で、

多くの菌が役立っています。


←作中では、こんな感じの菌がたくさん出てきます。



菌が見える、という一見よくわからない能力を持たせることで、わかりやすく、

しかもかわいらしく(←ココ重要)表現しているのが、面白さの要因でしょう。


ちょっと、農大に行ってみたくなりますよ。



2、遊び心満載



上の画像を見ていただければわかるように、もやしもんは、大豆インクです。

つーか、こんな内容を帯にするなんて、さすが講談社(笑)

わかってますねぇ。。。


ちなみに、2巻の「天地(上下のこと)」の天を見ると…


これは読んでのお楽しみでしょう(ノ´∀`*)とにかく楽しんで作っているのが

伝わるのも、面白いと感じる要因だと思います。




→続きを書いてもらうとしたら…



………えぇ、考えましたよ。そりゃあ。35点と言われてフンヌー!!!( `_ゝ´)

って感じですよ(笑)



「生協の白石さんを登場させる!」



もうね、これしかないでしょう!!

講談社!農大!!マンガならOKみたいな!!!



いま流行りの、メディアミックスってやつですな(・ー・)b"

活字とコミックのメディアミックス…絶対売れる(笑)



…はい、テンションでごまかしてみました。




→他の作品を書いてもらうとしたら…



「ダンスダンスダンス(今日からタイトルつけます)」


9歳くらいの少年が、バレエを始めて成長していく物語。小3かっ!(←マサに捧げる)



石川さんは、絵の非常に細かいし、話の作り方(ギャグとシリアスの書き分け)も

素晴らしいと思います。


足りないのは、熱いセリフ!


これがすべての作品において、見当たらないのが足りない部分だと個人的に感じます。

面白いマンガには、読者の心を揺さぶる熱いセリフが必要不可欠。


これを描くにはやはり、スポーツモノかな、と。


笑いあり、涙ありのマンガをぜひ読んで見たいですね。



→点数は…?


「80点」



設定も新しいし、文字の多い作品をテンポ良く仕上げていて、飽きない!

もうひとつ、何か目をひくものがあれば、かなりの良作ではないでしょうか。

これからに大いに期待できるマンガだと思います(´・∀・`)



第7冊→今日の猫村さん(ほし よりこ)


「シャボンがしみるぅ~♪」

―これは、家政婦として生きることを決意した、一匹の、いや、

  ひとりの猫の物語である。。。




なんか流行に乗ってるみたいで嫌ですが(ぉ)


第7冊はほしよりこ「今日の猫村さん」 です(´・∀・`)

はい、じゃあいつものいきますね( ´ー`)

なぜ面白いのかっ!?



1、あぁ、不条理…


猫が家政婦をするというとんでもない設定であるこのマンガ(笑)

なのに、おばさん口調?(母親のような感じ)がミョ~にマッチしています。


一見したら「小学生あたりが考えてるんじゃないの?( ;´・ω・`)」

と言いたくなる内容。


しかし、力を抜いて読むにはもってこいのこの作品。


それは1ページに2コマという独特の形式を取っているため、

あまりコミックを読まない人からも親しみやすい作品と言える。


猫がこんなことするわけないのに…と心の隅で考えつつも、

サザエさんのような展開で思わずみてしまう、というのが面白さのひとつ。



2、誰でも読める、その軽さ


近年ではあまり見なかった、「娯楽のためのマンガ」であることが、

ひとつの面白さ、新鮮さになっているのではないでしょうか。


猫村さんの淡々とした日常を描くこの作品が面白いのは、

「母親的視点」があるからではないか。


「ウチのおかんも、ウチのカミさんもこんなだよ…」


といって笑えるような、見る人全員がその世界観を味わえるところが、

この作品のいい点だと思います。




→続きを書いてもらうなら…


ネット発のマンガということで、まさにこれからの時代を映すかのような

形で大ヒットとなった今作品。


マガジンハウスから出たというのも面白いですね、何でもありというか(笑)


続きを書いてもらうとしたら、「猫をもう一匹出して欲しい」かな、と。


人語を話せる猫、というか生き物はまだ猫村さんだけなので、

同じような境遇のねこをもう一匹、ほんの少しの間だけ登場させることで、


「この世界の猫は全員しゃべるのか!?」


と新たなつっこみが入り、面白い展開になるのではないでしょうか(ノ´∀`*)



→他のテーマで書かせるなら…


これは正直キツいですね…作者のほしよりこさんが得意とするジャンル、

テーマが見えていないため、なんとも言えません。。。

当分は猫村さんで楽しませて欲しいかな(笑)




→点数は…?


「70点」

ぐだぐだした休みの日や、気分転換に読むにはもってこいの一冊でしょう。

それ以外に特筆すべき点としては、細かい描写ができているという以外には、

あまり目新しいものは見られません。

ただ、注目したいのはネットから出たマンガが、大ヒットしたという点ですね、やはり。




ネットは、多くの人には浸透してきたとは思いますが、まだ流通という面と、

存在感という面では、書籍に勝ることはできないと証明した作品です。



本当に何があたるかわからない。新たな才能の発掘方法がこれによって

確立されたといっても過言ではないでしょう。


情報収集も、編集者の立派な仕事になっているということですね。勉強しました。

第6冊→プラネテス(幸村 誠)





「完全な愛を渇望して得られぬまま

それでも人間は その渇望ゆえに宇宙をさまよわずにはいられない」

―2074年。宇宙には「スペースデブリ」と呼ばれるゴミが問題となっていた。

スペースデブリとは、人間の作り出した衛星やロケットの残骸のことで、

近年に入り問題視されていた。

主人公である星野八郎太は、このデブリを回収する仕事に従事している。





第6冊は、幸村誠「プラネテス」 です(´・∀・`)

まぁ題材は「宇宙」ということで、近未来SFマンガかな?と思われがちですが、

テーマはこれまた「人間」でしょう。

それでは、なぜ面白いのかっ!?



1、ストーリー設定が秀逸


SF…と聞くと、どうしても「あり得ない」ような内容を想像してしまいがちではないですか?

しかし、プラネテスは「こんな未来になるかも」と思わせるような世界観と、

設定の細かさが面白さの要因になっていると思います。


SFが好きな人って、私の知っている限りでは

「メカ好き」であったり、「新しいもの好き」が多いんですが(偏見ですかね…(;・∀・))


プラネテスで登場する宇宙服であったり、宇宙船は、あくまで

「今生きている世界から、何年後はこうなる」という現実を軸に描かれている気がします。


だから1粒食べればおなかいっぱいみたいな食料(笑)はありませんし、

新しいワープ技術などもありません。


ただ、その世界があたかも存在するように描くことの出来る作者の技量が、

この作品をさらに面白くしていると思います。


しかし、あくまでこのマンガは未来の宇宙に生きる人々を描いたヒューマンドラマです。



2、宇宙を通して描かれる、ひとりの人間



「宇宙」って、どこからだかわかりますか?








境界線なんかないんです。人間も、地球も、すべてが宇宙であり、宇宙の一部なのだ。

と、プラネテスでは描かれています。


木星に行く、という大きな夢を持った主人公の八郎太は、次第に周りとの関係を絶ち、

ひとりでひたすら訓練をする日々を送ります。


「全部オレのもんだ。孤独も、苦痛も、不安も、後悔も。」

そう吐き捨てる八郎太は、ひとりの女性と出会い、次第に変化していきます。

詳しくは、ぜひマンガを読んでいただきたいので書きません。


ただ、「独りじゃないから、生きていける」という作中の言葉は、

シンプルでありながら、ありきたりでありながら、読者を感動させる力を持っています。


そこには、某純愛小説のように、悲劇もないし、運命もない。

ただ、ひとりの人間が、苦悩し、努力し、嘆き悲しみ、その先に見つけた答えだけがあります。


だからこそ、感動できる。


全4巻という非常に短いながらも作画、ストーリー共に高いレベルで完成されたプラネテス。

その中につまっているキャラ全員の成長、変化を感じることが出来るから、面白いのだと

思います。




宇宙も、人間も、実は複雑そうに見えて単純なのか。

単純そうに見えて複雑なのか。このプラネテスを読んで考えて欲しいです。




→続きを書いてもらうとしたら…


物語としては、これで終了だと思います。八郎太は「答え」を見つけたし、

ただ続けるだけならば、意味のないことでしょう(ここらへんが成年誌のいい所だよなぁ…)


書いていただくとしたら、「外伝」でしょう(ノ´∀`*)

魅力的なキャラクターが数多く登場するこのマンガ。


魅力的なキャラクターとは、私の中で「考え方、自分の美学」を持っているキャラのこと。

そこに至るまでの過程や、葛藤を描くことで、さらに物語としての深みが出ると思います。


魅力的なキャラは、やはり微妙な表情の変化や、セリフ回しにまで考えが及んでいないと、

できないものではないでしょうか。




→他のテーマで書いてもらうとしたら…



「女性新聞記者のマンガ」



未だその仕事内容や、地方回りの大変さから男性が主だと思われる

新聞記者の仕事。


その中で、なんとなく新聞記者になった女性が、取材先で出会う人達の中で

葛藤し、頑張る姿を描いて欲しい。




幸村さんの特徴として私が思うのは、


「現実に基づいたストーリー」

「ジャンル選びのセンス」

「世界観がある」


この3つがすごいと思います。


作画では特に、「おっさんの描写がうまい」と思うんですよ(笑)

それって、メインを引き立てるためのキャラを描くのが絶妙なのであって。


だからこそ、男性社会のイメージが強いマスコミ業界で、

上司のデスクのおっさんに学びながら成長する女性を描いて欲しいと思います。



読者が、「こういう世界があるんだ!」と誰もが思うような作品を書いてくれる

幸村さんのすごさを一番活かせるのは、今回挙げたような

「現実に基づいた、頑張る人」だと思うんですよね。


これからも知りたかった、知らなかった世界を書いてほしい!と思います。




→点数は…?



「95点」

「スペースヒューマンドラマ」というジャンルが出来るくらい、素晴らしい作品でした!

回を重ねるにつれて、洗練されていくセリフや画。

シンプルになっていく作品を見るのは幸村さんが、書いていくうちに

「あぁ、こういうことか…」と理解していく様がわかるようで、見ている方としても

心から楽しめました。

残りの5点は…というと。


プラネテスのラストは、苦悩の末、自分のあるべき姿を見出した八郎太の

言葉で終わります。


しかし、プラネテスには魅力的なキャラが多すぎる(笑)ので、

もっとサイドストーリー的な部分を読みたかったな、というのが正直な思いです。


面白かった~(ノ´∀`*)と感じる一方で、もっと読みたい!(;つД`) と

思った部分があるのが95点なのかなぁ、と。



第5冊→不思議な少年(山下 和美)


「人間て不思議だ」

―終戦直後の日本に、19世紀末のロンドンに、戦国時代の貧しい村に
  突如現れる”不思議な少年”その正体は・・・?少年は、

  永遠の「生」を持ち続け、人間の営みを見ては、嘆き、悲しみ、感動し、

  生き続ける。




遅くなりました…第5冊は山下和美「不思議な少年」 です(´・∀・`)

では、いってみましょう。なぜ面白いのかっ!?



1、テーマは「人」


人の歴史は所詮、殺し合いの歴史だなんてたまに聞くことがあります。

このマンガのテーマはずばり「人」。


小さなことで争ったり、何かに悲しんだり、それでも生きている人間を、

あるひとりの「少年」を通して描いています。


「人間ってなんだ?」


少年は、多くの人に出会い、その中で困惑したり、感動したりしていきます。

ある意味、読み手全員に共通するテーマだからこそ、読み手にも


「人間ってなんだ?」


と考えさせることができる、という部分が面白い点ではないでしょうか。



2、「人間」の表情


読んでいくうちに気づくのは、「火の鳥(手塚治虫)」にも似た世界観。

火の鳥は文字通り、永遠の命を持つとされる鳥を求めて、様々な時代を

通して人間を描くという内容で、まさに不思議な少年もこれを踏襲している

気がします。


では、火の鳥との違いはなにか?


「人間はおろかな生き物である」


という前提の下で、人を観察する「少年」。

このマンガの中で素晴らしいのは、

「人間の感情を、文字ではなく絵として表現している点」だと思います。

それは、作者の画力や観察力が高いからだと思いますが、

それでも、うまい!



要所要所での、表情に注目するだけで、また違った読み方が

出来るマンガだと思います。




→続きを書かせるなら…


不思議な少年に足りないのは、「全体としての流れ」ではないでしょうか…

少年の、人間に対しての感情は変化してきているのか?

それとも、やはり愚かだと思い続けているのか。


少年の出す「答え」がきっと最後には語られるとは思うのですが、

全体的に、時代背景や人々の感情ばかりに焦点が当てられていて、

一話完結の作品と割り切って読む分にはいいけど…って感じ。



→違うテーマで書かせるなら…


これは難しいですね…。

作品から感じるのは、まさにこの山下和美さんにとって、

「不思議な少年」は集大成のように感じます。

すいません(;つД`)




→点数は…?


「70点」

テーマや、画力としてはポイントが高いと思うんですが、

これを通して、読者にどう感じて欲しいのか?という主張のようなものが

少し弱い気がします。


「人間ってこういう生き物だよな…」


としみじみ感じることも出来るのですが、考えるという部分にまで

発展しないのが残念、というのが正直な感想です。

ターゲットも難しいですね。できれば中学3年~高校生くらいの

人達に読んでもらいたい作品だと思います。


世代によって感じ方が違うマンガ。そう思います。



第4冊→BANANA FISH(吉田 秋生)



「きみは僕の最高の友達だ」

―カメラマンの助手として、アメリカを訪れた主人公、奥村英二。

  彼は、高層ビルの立ち並ぶマンハッタンの一角で、アッシュと呼ばれる

  ギャングのリーダーの少年と運命的な出会いをする。

  そして二人は次第にアメリカの裏社会の渦へと飲み込まれていく―。




4冊目は、隠れた超名作、吉田秋生「BANANA FISH」 です(´・∀・`)

少女コミックというフィールドで描かれるハードロマン大作。


そのジャンルと、フィールドのギャップからなかなか認知度が低いですが、

間違いなく、超名作です!


それではいってみましょうか。なぜ面白いのかっ!?



1、圧倒的なリアリズム


アメリカという大国。その裏には、様々な思惑が隠されています。

議員による少年売春、ドラッグ、銃社会…


ある意味タブーとされていた部分を、フィクションでありながら、

描くこの作品は、リアリティに溢れています。


まるで自分がマンハッタンの空気を吸っているような、

まるでキャラクター達があたかもこの世に存在するような感覚。

ここにひとつの面白さがあると思います。



2、性別をも超えた、信頼関係


主人公である奥村英二と、もうひとりの主人公、アッシュリンクスは、

全くといっていいほど、違う人間です。

性格も、生きている環境も、価値観も。


そのすべてを乗り越えて描かれる、友情。

そこには、愛情にも似た感覚が存在している気さえします。


想像できますか?


自分のすべてをかけて、守りたい存在がいることを。

心から自分をさらけ出せる存在がいることを。



二人の「関係(友情とも、愛情とも言えない…)」こそ、このマンガの

最大の魅力です。



3、中だるみのない、構成力


このBANANA FISHは、文庫にして1~11巻の作品です。

だいたい、ここまでの長さになると、無駄なストーリーや、

はっきり言って、必要のない話題があるのが普通です。



しかし、BANANA FISHには、無駄がない。



無駄がいいんじゃないか(´・∀・`)

という人もいるかもしれませんが、無駄がないということは、


「飽きない・一気に読みたい」という衝動を引き起こすと思います。


それは、作者の構成のうまさ。

まるで、一本の完成された映画を見ているような気分になるでしょう。

いや、ヘタな映画をみるより、BANANA FISHを読め!

と言いたい!(笑)




→続きを書かせるなら…


ANOTHER STORYとして、新たに加筆された部分もありますし、

完結しているこの作品。


「続きなんかねぇ!(#゚Д゚)」です(笑)



→他のテーマで書かせるなら…



今日からは、この部分を重点的に書いていくことにします。

企画の練習?になるように(;・∀・)

(そもそも企画ってこういうものでいいのでしょうか…)



「宇宙飛行士モノ」

男性と女性の宇宙飛行士をテーマとして、いま宇宙で起こっている

問題であったり、まさに今の宇宙事情を描きながら、

人間の宇宙に出るという行為が正しいのかどうかで葛藤するような話。




吉田秋生さんのいい所って、男性と女性の描写の両方ができることと、

スケールの大きさだと思うんですよ。


どういうことか、というと。


男性コミック作家の持つ「パワー」や「爽快感」、「スピード感」などを

描きつつも、女性コミック作家の持つ「感情の動き」や「セリフ回し」、

「繊細なタッチ」を併せ持っている、非常にめずらしい方なのです。


これって、すごいことで(笑)

本当に、載せる雑誌と、テーマが合致すれば、

男性読者からも女性読者からも愛される作品を生み出す可能性があるってこと。


だからこそ、取り上げるテーマは男性的(スケールの大きさや内容)でありつつ、

内容は女性的(キャラクターの心情の移り変わり)にすると、一番いいんじゃないかな、と。



→点数は…?


「99点」

いち読者としてはもう満点です(ノ´∀`*)

もうストーリーから内容、終わり方まで。

ここまで完璧な作品に出会ったことはありません。


残りの1点は?という部分ですが、

私の中で100点のマンガって「ブラックジャック(手塚治虫)」なんですよ…

ブラックジャックを100点とした場合、BANANA FISHに何が足りなかったか。

それは、「読者に考えさせる部分がなかった」という点ではないでしょうか。


コミックなんてエンターテイメントだよ。


と言ってしまえばこの作品は間違いなく100点なんですが、

私は、「この作品を読んで、共感できた」「自分について、考え直した」

という部分があって欲しいんです。


ブラックジャックは、人を救うことで悩み、苦しみ、それを見ている私たちも、

人の命ということについて、少なからず考えるはずです。そこが素晴らしい。


「人ってなんだ?」とか「自分ってなんなんだ?」とか「どう生きていこう?」

とか考える部分がもう少しあればな…と感じました。




まぁ、無理やり99点にしてみたんですけどね(;つД`)

もう100点みたいなもんだよ(笑)



第3冊→のだめカンタービレ(二ノ宮 知子)




「ぎゃぼー(←叫び声)」

―恋に音楽にギャグ。まさにマンガの王道を行くようなテーマなのに、

  全く新しいのはなぜ!?音大に通う野田恵(通称のだめ)と、

  指揮者を目指し、同じ音大に通う千秋真一のラブコメ…?




3冊目はこれまた大ヒットとなった二ノ宮知子「のだめカンタービレ」 です(´・∀・`)

クラシックのCDとしては異例の売り上げを記録したことでも話題となった作品です。

それでは、行ってみましょう。なぜ面白いのかっ!?




1、クラシックを聞きたくなる!


マンガには、テレビや映画と異なり「音」がありません。

故に漫画家は、効果音を使い、読者は想像することによって

補完していると思われます。


さて、のだめで描かれるのは「クラシック音楽」。


「表現できねーだろ!?」


と思いつつ、読んでみると…



「あー、どんな音楽なんだろう。聞いてみたいなぁ。」

という気分にさせてくれます。

物語が動き出す場面において、演奏シーンが登場します。

もちろん音は聞こえません。。。でも、


「音楽を知ってたらもっと楽しいだろうなぁ」


と思わせる魅力が、のだめカンタービレにはあります。

これはなぜか…


2、音楽を道具として描かない


私の知っている音楽マンガにおいて、多くの作品は

「音楽を道具として」描いているケースがほとんどデス。


つまり、


主人公の才能であったり、

音楽を通して語られる物語だったりと、

あくまで、「キャラクターを重視して」描かれていると思います。


しかし、のだめは違います。


主人公は「クラシック音楽」なのデス。


クラシックを通して、成長するのだめや千秋であり、

クラシックを通して、笑えるギャグなのデス。


音楽ではありがちな「天才」というキャラ付けがあまり目立たないのも

ここが理由なのではないでしょうか。


また、千秋は指揮者ですので、音楽を作り上げる人物デス。

加えて、のだめや他のキャラクターには個性があり、それぞれの

楽器がある。そこが丁寧に描かれているからこそ、

のだめはクラシックが聞きたくなるマンガなのデス。



3、疲れないギャグセンス


この作者の面白さはどこにあるのか、と聞かれたら間違いなく

このマンガを薦めます。 (これも持ってる)



もともと、線の細い絵なので、見ていて疲れないのですが、

この薄さのようなものが、シュールな笑いを生み出している原因でしょう。


「あれ、このマンガってジャンルなんだっけ…?」

と思わせるほどに、テンポの良いマンガデス。



→続きを書かせるなら…


ちょうど今が面白い時期なので(今は海外編)、特にないですね…

ただ、少し海外に入ってから動きが停滞している感も否めないので、

「千秋のライバル」なんかが出てくれたら最高デス。


→他のテーマで書かせるなら…


「テレビ番組制作会社のAD物語」とか見たいデス(笑)

キツすぎる仕事と、それでも頑張るADのお話とか。

こーいう今まで描かれなかったジャンルを、

笑いあり、笑えない場面ありで書けるのは二ノ宮さんな気がするなぁ…。

案外マンガ家の生活と似ているだろうから書きやすいんじゃないですか?(笑)



→点数は…?


「80点」

これは好みですね…。キャラや作者の思いとか、もっと深い部分まで

描いているマンガが好きな私としては、長い夜なんかに読みたいマンガでは

あるのですが、今ひとつ何かが足りない気がします…。


それでも!クラシックという新しいジャンルを魅力的に描いている点と、

ギャグのレベルは最高!ということで80点デス。


第2冊→ハチミツとクローバー(羽海野 チカ)



「気がつかなかった まさか自分の家のドアが どこでもドアだったなんて


―美術大学に新しく通うことになった竹本くん(一応主人公)。

  住んでる下宿先は風呂なしの6畳アパート。

  そこには、魅力的なんだか迷惑なんだかわからなすぎて

  素敵な先輩たちが彼を歓迎する。えーと…ジャンル的には

  ドタバタ青春ラブ系コメディー(笑)




さて、二冊目はけっこう有名?羽海野チカ「ハチミツとクローバー」 です(´・∀・`)

この本は紹介するのは難しいなぁ…( ;´・ω・`)

まぁ行ってみましょう。なぜ面白いのかっ!?



1、個性的過ぎるキャラクター


読んでいると誰がどれだかわからなくなるくらい、キャラ設定がうまいです(笑)

そこが魅力でもあり、じっくり読まないと理解しにくい部分であったり( ;´・ω・`)


とにかく全員キャラが立っている状態です!これは極めて珍しい。

普通は主人公を中心にストーリーが展開するのですが、このマンガは

登場するすべてのキャラクターに奥行きがあって、物語があるのです。

すべては同時に進行していて(某テレビドラマじゃないですが)、

感情移入のしやすい作品です。



2、文字が多い!?


はっきり言って文字数が多いです。

しかし、それらの多くはいわゆるキャラの「心理描写」。

少女マンガに特徴的な点だと思いますが、かなりその傾向は顕著に見られます。

そこが、一つの面白さになっているというのがポイント。


文字が多い→読みにくい。。。というイメージがありますし、ある意味自由な

発想(この場面ではきっとこんな想いなんだろうな…´ー`)みたいな部分が

けずられます。


だがそれがいい!(笑)


「あぁ、この気持ちよくわかるよー(つД`) 」


とか


「頑張れ…(;つД`) 」


とか、入り込みやすさを作り上げているのは、この多すぎるまでの

文字による感情の描写だと思います。


3、心地よいギャグ


作者の人はすごい。

ギャクと恋愛。よく考えると正反対のジャンルに見えますが、もう

素晴らしいほどに使い分けができてます。


「うはは( ^▽^)」


とギャグで笑わせておいて、


「うっ…(;つД`) 」


と恋愛で切なくさせる。この緩急のつけ方がすごいうまい!

そのギャップがあるからこそ、面白さと感動が際だつのだと感じます。



→続きを書かせるなら…

→他のテーマで書かせるなら…


2回目にしてわかりません(笑)このマンガが一番作者らしさがでていると

思うし、何よりオールラウンドで書けるとすごい感じます(´・∀・`)


まぁ…そうだなぁ…。強いて言うなら


「羽海野チカ、新作は”アキバ系!?”」

とかだったら読みたいかも(笑)絶対に電車男よりも切なくて、

リアルな姿を書いてくれますよ(つД`)


ダメなサラリーマン親父の恋愛とかもいいなぁ(ノ´∀`*)





→点数は…?



「90点」


まぁ、オススメを紹介するから必然的に点数は高くなりますね(笑)

ただ、本当に100点に近い90点だと思います。

だって批判するべき点がないもの( ;´・ω・`)


ただ、自分の中でマンガ評価には重要な点があります。

それは「終わり方」。


終わりよければ~じゃないけれど、ハチクロみたいなマンガって

本当に締め方が難しいと思うのです。

全員ハッピーなのか、エピローグがあるのか、など終わり方が

きれいにまとまって、初めて100点になる作品ではないでしょうか。

第1冊→ 岳(石塚 真一)





「本当によく頑張ったね。オレは島崎三歩。

山を登りに来たあなたのことを忘れないよ。」


―山は、時として人に牙を向けることがある。

山岳救助ボランティアをしている島崎三歩は、

これまでに数々の巨峰を制覇してきた。


山の素晴らしさと、山の恐ろしさを知っている男が、

日本アルプスで救助活動をはじめる。





一冊目は、石塚真一「岳(がく)」 です(´・∀・`)

このマンガがなぜ面白いのかっ!?



1、限りなくリアルな描写


作者の石塚氏はおそらくこれがはじめての単行本。

にもかかわらず、作画のレベルがベテランを思わせるような

雰囲気が漂っている。雪山の描写などはかなり難しいと思うが

ソツなく描いている点がすごいなぁと。


その中でも、一番注目したいのは「救助の描写」


「助かる人間がいて、助からない人間がいる。そうだろ?」

というセリフが作中に登場します。主人公の三歩は、神様では

ありません。マンガにありがちな「死人がでない世界」ではなく、

「厳しい現実」が描かれていることが、このマンガを面白くしている

要因のひとつだと思います。


死ぬかもしれない。それでも人は山に登る。

そこには、登った人にしかわからない、感動と情景が待っているのだろうと、

読み手に感じさせてくれる作品です。絶対、山登りがしたくなりますw



2、主人公の性格


山の厳しさが面白くしている要因だと書きましたが、主人公の

三歩の性格も、物語に引き込まれる要因のひとつです。


どこまでも、自然を愛し、その優しさと厳しさを理解している

三歩は、救助したひとに向かって必ずこう言います。


「良く頑張った。」


普通なら、一人で危険な場所へ行ったことを叱る場面であっても、

三歩は決して叱らず、暖かく迎え入れます。

そこには、山を多くの人に見てもらいたい、共有したいという

作者の想いが重なっている気がします。


底抜けに明るい性格の主人公なだけに、重いテーマと感じさせずに

読ませる点がいいのかもしれません。



生と死のはざまで描かれる物語に、私は強く惹かれます。

そこには、「生きててよかった」「幸せだ」と感じる瞬間、

極端に言ってしまえば、死の淵を覗くことで見える

「日常の幸福」は、大きな感動や、言葉に出来ないものを

与えてくれると思います。そういった意味で、「岳」は

感動系のマンガとして、面白いのかもしれません。




→続きを書かせるなら…


三歩の家族を出させることで、主人公個人の心情が描かれる。

そこには、表面的でしかない主人公に、さらに感情移入が出来ると感じる。


→他のテーマで書かせるなら…


「お寺の坊主の物語」かなぁ(笑)

宗教モノってNGなのかはわからないけれど、生と死についての描写がうまいと

感じる作者だから、戦国時代にいた坊さんの話とか。ちょっと読んでみたいかな。





「85点」

2005年のマンガの中ではかなりのヒット作!

まだ1巻しか出ていないので、今後への期待を

含めてこの点数に。これは必読です。






告知 )私を知っている人へ。ここで紹介したマンガは貸し出し可です(´・∀・`)

    一番初めにコメント欄に希望を出してくれた人に貸し出しますので

    よろしくwちなみに毎週月曜の深夜にはリクエスト締め切ります。



第0冊→マンガ喫茶に行く前に。

はじめまして。管理人のogichangです。

このBlogが6つ目のBlogになるわけですが( ;´・ω・`)



私は、就職活動を目前に控えた学生で、自らの視点で

面白いマンガを1日1冊紹介していきます(´・∀・`)



さて、その内容ですが。


1、「萌えた燃えたセリフ」

2、「物語の概要」

3、「どこが面白いのか」

4、「自分ならこうする!」

5、「点数(100点満点)」


を主なトピックとして書いていくつもりです。

編集者を目指す人間として、何気なく読んできた

マンガをもう一度分析し、恐れ多くも批判や提案を

していけたらな、と思います。



何より、多くの人が素敵なマンガに出会えることを祈って(ノ´∀`*)

では、よろしくお願いします。


ogichang