この鳴尾記念は時期や条件がころころ変わりますね。今回は開催場の関係か金鯱賞と入れ替わった形になりましたね。宝塚記念のトライアル的要素の強いレースですから、少頭数ですがメンバーはそこそこ揃ったんではないでしょうか。


レースはおそらくアーネストリーが引っ張る形、ウィリアムズがひょっとするかもしれないが、有馬の教訓から溜め逃げはしないはず。そこそこ早いペースで後続に脚を使わせる戦法なりそう。
開幕週ですし、前目で競馬のできる馬が展開的には有利な気がします。


◎ ①アーネストリー

○ ⑥トーセンラー

▲ ⑧ショウナンマイティ

△ ⑩トゥザグローリー

× ③ナカヤマナイト

注 ⑨ダンツホウテイ


本命はアーネストリー。前述のとおり、自分でペースを作れる強みがあります。しかも人気のショウナンマイティは後ろからの競馬ですから、他馬の有力馬も動きづらいでしょう。そうなれば、この馬のペース。他を尻目に先頭でゴールを切れる可能性は一番高いのではないでしょうか。暑い時期に走ってくるタイプですし、ここで結果を出して、本番の宝塚記念にいい形で臨みたいですね。

相手はトーセンラー。ハイペースだったセントライト記念でのレースで2着に入っているように消耗戦でも食い込めるタイプ。2200mで結果を出してますので、早い流れになっての底力勝負なら台頭してもおかしくないでしょう。調教の動きは良かったですし、岩田ジョッキーも合いそうなので。

ショウナンマイティはハイペースでのレース経験で結果を出していないのが気がかり。それを払しょくする成長ぶりを示しているのは事実ですが、人気ですし、疑ってみます。あまりに後ろからの競馬になると届かずという場面もありそう。それでも勝ったらごめんなさい。

トゥザグローリーは戦ってきた相手がアーネストリー同様、強者ばかりですので、ここでも格は上です。ただ、前走大敗後ですし、典型的な冬馬ですので、この時期はあまりよくないような気がします。それでも能力でカバーすることはあるかもしれませんし、展開面でも向きそうなので。

ナカヤマナイトはよくわからない馬ですが、そこそこ人気なので、評価を落としました。戦績からちょっと過大評価されているような気もします。ベストは1800mかなぁって気もしますし、この馬も冬場の方が良さそう?

ダンツホウテイは前走ハイペースの新潟大賞典で2着と健闘。なかなか連チャンがきかない馬なので、今回はどうか?ですが、早い流れは歓迎のクチだと思います。人気的にも大事に乗る必要もないので、アーネストリーをマークする形で進めれば、面白い存在かと思います。