春のクラシックも今週と来週のダービーを残すのみとなりました。それが終わるとすぐに新馬戦が始まります。POG指名馬の検討を既に進めておりますが、やはり時間が無い・・・。もう一週間くらい何とかならんもんか。馬券もきっちり獲るために勉強しなきゃいけないし・・・。
オークスですが、桜花賞組vs他路線組、関東馬vs関西馬と見どころは多いですね。これまでの傾向から桜花賞組は重視すべきでしょうが、注目は関東馬でしょう。昨年は2・3着、一昨年は同着と関東馬の台頭が目立ってます。今年も出走馬の半分以上は関東馬です。仕上がりの早の牝馬であれば美浦の施設・調教スタイルでもハード調教の関西馬に通用するということでしょうか。
レースはおそらくマイネエポナが主導権を握るでしょうから、それほど早くはならないと言われてます。ただ、桜花賞は前傾ペースで、レース全体の上がりがかかったように、いわゆるスローペースにはならず、淀みのない流れになりましたので、今回も同じような流れになるのではないかと思います。レース全体の上がりも多少はかかるものの、底力がある馬が早い上がりで抜け出すというシーンが想像できます。
◎ ⑧ミッドサマーフェア
○ ①アイムユアーズ
▲ ⑩ハナズゴール
△ ⑭ジェンティルドンナ
× ⑨ヴィルシーナ
注 ⑦ダイワズーム
ミッドサマーフェアは今年に入って6戦目ですし、稽古も破格の時計でしたので、消耗度を不安視する面があります。ただ、君子蘭賞以降は月1走ですし、ここ近走無理をしているわけでもないです。稽古時計も美浦の坂路で48.8秒は栗東なら51秒を切るかどうかくらいでしょう。このくらいびっしりやらないと大舞台では力は出せないでしょう。ブライアンズタイム系は連チャンがききますから、止まるまで買えですね。ウォッカとは言いませんが、それに近い能力はありそう。相手はアイムユアーズ。この馬は阪神JF2着、フィリーズレビュー勝ち、桜花賞3着と常にこの世代で力を示してきた馬です。持論では3歳この時期は距離適性より格ですので、嫌う理由はありませんし、母系からむしろ歓迎ではとも思わせます。ウィリアムズで絶好の1番枠ですので、直線で抜け出し、どれだけ頑張れるかに尽きるでしょう。
ハナズゴールはチューリップ賞のパフォーマンスは世代最強と思わせるものでした。前走は7着と敗れたもののやはり一息入れられ、仕上げも途上だったか?今回は中1週とローテは決して楽ではありませんが、使われた上積みは十分感じられます。関東圏のレースが続くので、馬体維持にそこまで神経質になる必要もなさそう。当時の馬体重は当然、注意を払う必要はありますが、あのキレ味をもう一度見せてくれることを期待します。
ジェンティルドンナは桜花賞馬。当然、ここも勝ち負けでしょう。血統面は不安視しません。敗因のはっきりしているチューリップ賞以外は崩れてませんから、現時点の世代トップの実力を発揮すれば、結果はおのずとついてくるでしょう。ただ、乗り替わりは決してプラスではない。
ヴィルシーナは言うほど、オークスに向いているとは思えません。ディープ産駒全体に言えることですが、やはり2400mは向いてないでしょう。去年のオークスも掲示板はマルセリーナのみ。ダービーに至っては掲示板に一頭も産駒はいませんでした。臨戦過程や陣営の言葉からはここが本番と見ているようですが・・・。
ダイワズームはこのコース相性の良いハーツクライ産駒。3連勝の勢いは怖いですね。内容も悪くないですから、例年のスイートピーS勝ち馬と同格に扱うのは危険かと。
その他ではマイネエポナの渋太さ、アイスフォーリスも前受けすれば怖いですが、今回控えるようなことを言ってますね。それで評価を下げますが、前に行けば、面白い存在。メイショウスザンナも府中での勝ち鞍もあり不気味。キャトルフィーユは昨年、忘れな草賞勝ち馬が勝ったので売れそうですが、ディープ産駒ですし、決め手に欠ける気がします。嵌ったときのトーセンベニザクラの方が怖さはある。