GW初日、念願の「王様と私」を観てきました。




実はこの作品は初鑑賞。

以前から観たいと思っていたのですが、なかなかチャンスが無くて。今回たまたまチケットを入手できたので、ラッキーでしたおねがい


比較的前の方の席だったのですが、さすがに後方とは臨場感もずいぶん違いますね。役者さんの表情がよくわかりました。



役者の皆様の素晴らしい歌声と演技、そして豪華な衣装やセットに魅了され、3時間近い演目もあっという間に終わってしまいました。



物語は、現在のタイがまだシャムと呼ばれていた時代、伝統を重んじる保守的なシャムを、西洋文明を取り入れた革新的な国へと導きたい国王と、その子供たちの家庭教師にとイギリスから招いた女性とのお話です。


イギリス人家庭教師アンナ役の明日海りおさんは、演じてるというより、佇まいからして役そのもの!という印象。宝塚出身だけあってドレスの扱いも身のこなしもエレガント。流石です!爆笑


そして何と言っても本作が初ミュージカルとなる北村一輝さん。彼が演じる王様も圧巻で、それはもう圧倒的な存在感!この作品は全編歌とかではなく、セリフがとても多い演目。初出演作にはもってこいだったかもしれません。


セリフの聞こえ方に関しては、確かにTV俳優さんぽいところ(TVで見る話し方)も少しありましたが、本当に少しです。むしろ彼の独特の口調がとても役に合っていました。


それよりも想像を超えた歌唱力で、良い意味で驚かされました。ご本人もかなり練習したと仰っていましたが、それはもう見事なソロでしたキラキラ

そして当然ながら演技は抜群!ラストの死にゆく場面の演技なんて、それはそれは素晴らしくて、思わず涙が。ミュージカル俳優としても開花したのは間違いありません!


お二人のダンスシーン(Shall we dance)はため息が出るような美しさキラキラ照れ



チャン王妃(第一王妃)役の木村花代さんは流石の安定感!

お声も魅力的で大好きな女優さんです。


今回のミュージカルで一番印象に残っているのが、ビルマ(現在のミャンマー)からの贈り物として嫁がされたタプティムを演じた朝月希和さんの歌声。ホイッスルかと思うほどの高音で歌っていても、それはもう滑らかで、言葉(歌詞)がきちんと(セリフとして)届くことに驚きました。このキー(音階)で届くのは凄いです!






 本当に素晴らしかったので、しばらく余韻に浸れそうです照れラブラブ