ケイタが周りに話すのは、

どれだけ自分が思ってるか、

どれだけ自分が辛いのか、

こういう結末になった理由はなんなのか。





そこに

私を責めたり

悪く言うことばはなかった。

らしい。





私はそんなところにも

ケイタらしさを感じていた。





ケイタは家庭もかえりみずに

不倫を繰り返している

世間からしたら大バッシングな男だけど、

奥さんのことも、

家族のことも、

自分を守るような愚痴を言うことはなかった。






「人生楽しく、万歳」





そのためには

やりたくないことはやらないし、

人も傷つけるし、

嘘もつく。

だけど、全て自己責任。

そんな潔さがケイタにはあった。





美化してると言われれば、

そうかもしれない。

自分が奥さんの立場なら、

3秒で別れたいと思う。

なのに感じるこの魅力はなんなんだろう。






それは、

私がしたくてもできないことを

ケイタがサラッとしてみせる人だから。

この世の中、

良い人でいるよりも

自分を貫き通す方が何倍も難しい。

私は、今も、

ケイタに憧れを感じている。