2021年4月26日


名古屋の某ホテルでの隔離生活が始まった。

ビジネスホテルの一室で、外に出ることもなく、ただひたすら部屋の中で時間が過ぎるのを待つという生活。


テレビもあるし、風呂やトイレだってある。

必要とあれば、2リットルの水が永遠に飲める。不自由のない生活。


といいたいところだが、やはり身体は正直。


今までは一回30分くらいのウォーキングでも全然問題なかったのに、風呂の用意をするだけで息があがる。なんなら、ベッドを降りるのにも一苦労。自分の体力がこんなにも削られてしまっているのかと思うと、本当にコロナは恐ろしい。


毎日の検温では確かに熱は無く、鼻づまりとそれによる喉のつまり以外の症状はないのだか、見えないところでの影響に、かなり落ち込む。


食事は毎日しっかりとり、出されたものはなるべく全て食べるようにしているが、やはり身体が動かないせいか、出るものが出ない。ストレッチやネットで調べるヨガポーズなどを行うも、息が上がってしまうので、長時間できひん…


このまましばらくしたら、ホテルから出られるそうだが、その後がむちゃくちゃ心配…


長く、辛い戦いになりそうだ…

2021年4月22日


突然始まった「見えない敵」との戦い。


保健所の指示で、なるべく隔離された状態で、家族と接触しないようにする生活。市はなるべく早く「ホテルでの隔離生活」が出来るようにしてくれるとのことで、それまでの辛抱が…


しかし、全然症状が現れないのだか…


やることもないし、ずっとYouTube、TIKTOK、Twitter、LINE、麻雀アプリ、プロスピのループ。携帯依存症になりそう(苦笑)


そんな生活を送ること2日…やつは突然やってきた…


24日の朝。


いつも通りに体温を計る。

そこで見慣れない数字。

「37.6」


いよいよだ…   

身体のダルさはなく、そんな熱っぽい感じもしない。ただ、"病は気から"とはよく出来た言葉で、この数字を見た途端…喉に違和感と関節痛がやってきた。


風邪の症状に似てると調べたらよく出ているので、「このくらいなら」とちょっと安心をした部分が…しかしそう思えたのは数時間だけ。徐々に変な汗が出始め、喉の奥が腫れている感じがし始める。


とりあえず、水分を沢山摂取しなくちゃ!


とガブ飲み開始。


1日2リットルの水を摂取する生活。

以前、ダイエットしなくちゃと実施していたことがあったので、意外といけると思っていたが…その時よりもお手洗いに行く回数は明らかに少ない…何故だ?その分汗で出ているのか?


食欲は普通にあったが、徐々に…ん~、これでは本当にダイエットになってしまう。


とにかく、ホテルに入ったら身体を少し動かすことをしないとなぁ…しかし、そのホテルに空きがなかなかないようで…


そして…



4月26日


ようやく連絡があり、ホテルへ。


とにかくこれで心配がひとつ無くなった。実はずっと「家族内感染」を心配していた。高齢の母に感染なんてことになったら大事。最悪の事態である。

検査を一応受けてもらい「陰性」と聞いていたので、早く家から出なきゃと思っていたので、かなりホッとしている。


さあ、いよいよ本当の「孤独な闘い」が始まる。とくに問題が無ければ5月2日が退所日。このゴールに向かって、闘い続けるのみ。


2021年4月21日



会社から突然の連絡が入った。

「PCR検査を受けてください」

同じ部署で先日コロナに感染した方が出たという報告が前の週にあったが、直接その方とは接触もなく、部屋も別なため心配程度で終わっていた。しかし、それから1週間も経たないうちの検査依頼。

正直、焦りというより、ものすごい緊張が走った。


今度は同じ部屋の同僚が感染したとの一報。

その方とはマスクをしているとはいえ、よく会話もしているし、デスクも近い。


こちらはまったくの無症状だが、念のため受けてほしいと言われ、早急にかかりつけの病院に連絡を取り、当日ギリギリに検査を受けることに。


病院の駐車場で待つように言われたため、指定された時間に行き、待つ。

体温を計り、パルスメーターで酸素濃度を計り、唾を採集。

「明日には結果が出ます」と言われ、帰宅。


思い返すとこの酸素濃度を計った時、看護師の表情が一瞬曇った気がした。


それでも、特に体調不良も無いし、なにかあるとすれば、前日少し夜更かしをしたせいか、若干の寝不足くらいかと思っていた。


そして、あくる日の午前10時30分


「陽性」の通達


「まさか俺が。」というのが本音。更には「なんで俺が!?」というのが頭をよぎった。毎日の生活でマスクもしてるし、アルコール殺菌だってしている。帰宅したら手洗いうがいは絶対だし…体調面ではダルさもなにもない。当日起きたばかりだから、ちょっと喉がからむかなぁくらいだったが…


こうなってくると急にやってくるのが、「恐怖」


いつ発症するのか?このまま発症しないまま終わるのか?


実は6年程前に、1度インフルエンザの陽性判定を受けたことがあり。この時は自宅待機を命じられたが発症しないまま終わったことがあった。正直、自分の免疫力や体力には変な自信があるのだが、今回の敵は前例も無ければ、現状は特効薬もない。不安しかない。気持ちで負けてはいけないと言い聞かせるしかないのが現状…ゲームのしすぎかもしれないが、突然変異するかもしれない。


恐い…

恐さしかない…


とにかくこのまま発症しないことを願うのみ…