忘れない初秋の想い出

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さて、秋ですね


最近は台風到来などですっかり寒くなってきました。関東では11月下旬の気温にまで冷え込んだ日もありました。


みなさん春夏秋冬それぞれの季節に想い出はあると思いますが、僕にも秋の想い出があります。


それは大学１年生の２学期が始まった日でした。


大学は2学期制で、4月から7月まで講義を終えると、約2ヶ月の長い長い夏休みになります。そして9月末あたりから講義が再開します。

初めての一人暮らし、そして初めての大学の講義、初めての長い夏休みを経て、僕はその時なんだかとても寂しさを感じていました。

誰一人知り合いもなく上京してきて、慣れない生活に小難しい講義、それが一段落すると今度は長い夏休み。
正直２ヶ月も休みなんて無くていいから、大学で講義を受けたり人に会いたいと思いました。

夏休み中は2週間ほど地元島根に帰省し、マイペースにアルバイトをし、ときおり大学の友達に会っていました。あとの日は家で1人で映画を見たりする日々でした。

休みが長く色々やれることが多いのは今では非常に贅沢なことではありますが、家族が家にいたのが当たり前の生活に慣れていたそれまでの僕にとって、夏休みの日々は孤独を感じさせるのに十分でした。



そして、なんだか寂しい、人恋しい夏休みを過ぎてようやく二学期が始まる日、僕はワクワクしていました。これで寂しさから解放される、そう強く思いました。

しかし、講義をいくつか受講したのですが、友人と同じ講義はほとんど無く、広い教室で多くの他人の人々に混じって一人で講義を受けました。


最後の講義が終わるのが18:00過ぎ、外に出ると空はとうに暗くなっていて、そしてとてもとても風が冷たかったです。

まだ９月終わりにも関わらず風も空気も冷たい大学のだだっぴろいキャンパスを歩いていると、なんだか夏休み中より更に孤独が増し、[自分はこの先やっていけるのかな.....]と不安になりました。


その日はあまりにも寒く、こたつを慌てて出しました。


あのときの、
広い世界にポツンと取り残されたような置いてけぼりにあったような寂しさや不安は今も忘れることはありません。

秋が到来して、寒くなってきた時にたまに思い出します。

今年はコロナですっかり出掛ける機会も人に会う機会も減りました。春や夏には感じないのですが、突然秋の寒さがやってくるとつい思い出してしまいます。



ということで、小さくても良いからイベントを企画して皆さんとお逢いできる機会を増やせたらと思いますキラキラ






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