こんにちは。小川孝史です。
今回は「サラリーマン金太郎」を紹介したいと思います。本宮ひろ志先生が週刊少ヤングジャンプにて1994年から2002年まで連載していたビジネス漫画です。さらに2005年より外資系銀行へ転職するマネーウォーズ編や、2009年からは社長に就任する新サラリーマン金太郎など番外編が続々描かれています。味の素の企業広告になったり、2度もテレビドラマ化したりパチンコパチスロにアーケードゲームなど何かと話題になる作品です。

 

ストーリーとしては、元暴走族総長だった矢島金太郎が亡き妻の故郷で漁師をしていたことから始まります。事故で漂流中の建設会社会長を救ったことがきっかけとなり、その建設会社に社員として入社します。入社当初は鉛筆削りばかりさせられたり会社の悪い部分を次々と見抜いていき、ただのサラリーマンという枠におさまらない金太郎行動は会社の社員たちの心を動かしていきます。
現代社会にもこうした破天荒な人間が必要だよな、と改めて感じます。日本人の右に倣えの精神は、そろそろ変わっていかねばならないのかもしれません。「自分の意思を持ち、貫く」ことは大切です。良い意味で""空気を読まない""ということから始めていくのも良いかもしれません。

 

小川孝史

こんにちは。小川孝史です。

今回は「ブラックラグーン」を紹介したいと思います。不良漫画やヤンキー漫画ではなくクライムアクション系という殺人、強盗、犯罪などを主題としたジャンルです。広江礼威先生が『月刊サンデージェネックス』で2001年より連載している漫画です。

タイにある架空の犯罪都市であるロアナプラを舞台とし裏社会に属する組織・キャラクターたちをメインとした作品。銃や爆弾などは当たり前に出てきますし残酷な描写が含まれますがこれがまたカッコイイんですよね。アメリカのテレビドラマやハリウッド映画作品の引用があったり、独特な台詞回しが癖になりますよ。ロアナプラを中心としてストーリーは進みますが、東京が舞台となった回もあります。
アニメ化もされ、パチンコパチスロにもなり非常に人気の作品ですので日常にちょっとした刺激が欲しい方など是非読んでいただきたいと思います。
 

俺が好きなのは双子の回です、いままでたくさんの漫画を紹介してきましたが特別大好きな漫画です。好きなキャラクターは張 維新さんでカッコ良いのにギャグが寒いところがチャーミングです。アニメももちろん素晴らしくオススメですよ。

 

小川孝史

こんにちは。小川孝史です。
今回は「東京卍リベンジャーズ」を紹介したいと思います。和久井健先生が『週刊少年マガジン』にて2017年より連載中の人気漫画です。ヤンキー漫画というジャンルですがSFやアクションの要素も加わっている新感覚な作品となっています。2020年第44回講談社漫画賞少年部門を受賞し、現在累計発行部数は600万部突破と、実写化にアニメ化も決まり勢いのある漫画の一つ。

26歳フリーターの花垣武道が主人公。元カノの橘日向が弟の直人とともに暴走族東京卍曾の抗争に巻き込まれたことにより死亡したというニュースを目にします。翌日バイト帰りに電車のホームに突き落とされ、中学2年生時代にタイムリープすることから物語は始まります。
元カノを助けるべく未来を変えようとする武道の奮闘ストーリー。犯罪組織東京卍曾の謎を追っていくうちに総長に気に入られたりと、行動をするごとに未来が変わっていき新たな問題が発生していったりとミステリーとしても楽しめることができます。
 

こんにちは。小川孝史です。

今回は「GTO」を紹介したいと思います。

 

1997年から2002年まで『週刊少年マガジン』にて掲載された作品で、一度終わりましたが7年後に『GTO SHONAN 14DAYS』として2011年まで掲載されました。その後も番外編の『GT-R』や『GTO パラダイス・ロスト』も連載された超人気漫画です。作者は藤沢とおる先生です。反町隆史さん松嶋菜々子さんがこの作品の実写ドラマをきっかけにしてご結婚されたことでも有名です。
東京吉祥寺を舞台とし、学校法人東京吉祥学苑の教師に元走り屋の鬼塚英吉が着任しこの学園全体の問題を次々とカッコ良くも泥臭く解決していくという痛快ストーリー。当時の社会問題や教育問題が描かれており、ギャグのセンスと絵の綺麗さが特に魅力です。

 

ちなみに作品タイトルであるGTOとはGreat Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字です。また、GTOは同じく藤沢とおる先生の湘南純愛組!の続編となっていますが、湘南純愛組!を読んでいない人でも理解しやすい作品となっています。当時のドラマをリメイクということで2012年EXILEのAKIRAが主演し再び話題となりました。

こんにちは。小川孝史です。
普段はヤンキー漫画や不良漫画などアングラ系の漫画が好きですがあまりの話題っぷりに「鬼滅の刃」を読んでみることに。俺としては当初、大正時代だとか鬼だとかありきたりな設定だなと正直馬鹿にしていたわけですが最終回まで読んでの感想はずばり「最高」。これは人気でるはずだわと恐れ戦きました。面白い。熱い展開が続き、涙あり笑いありのストーリー。流石、週刊少年ジャンプ。しかしながらやはり濃いキャラ設定で引き込まれてしまうんですよね。こんなにハマってしまった漫画は久しぶりで漫画に続きAmazonprimeにてアニメも一気見してしまいました。
劇場版「鬼滅の刃」 無限列車は海外でも絶大な人気を誇り、1度見てしまえば2度、3度とリピーターとなる人が多いとか。映画史を塗り変えるであろうと言われており、現在308億円の興行収入。俺は漫画で読みましたし煉獄杏寿郎がどのような結末を迎えるのかを知っているのでわざわざ劇場に観に行くことは辞めておこと思っていました。しかしこうも話題になってしまえば気になってしまいますよね。次の休みにでも足を運んでみようと考え中です。煉獄杏寿郎は特に好きなキャラクターで「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務だ」という言葉は胸に響きます。

こんにちは。小川孝史です。今回は「荒くれKNIGHT」を紹介したいと思います。1995年から『ヤングキング』に連載された作品で、2007年から続編的位置づけの「荒くれKNIGHT 黒い残響 完結編」が『ヤングチャンピオン』で連載されました。作者はヤンキー漫画の金字塔「湘南爆走族」で有名な吉田聡先生で、「荒くれKNIGHT」も「湘南爆走族」に匹敵するヤンキー漫画の傑作です。1997~8年にOVAとして2巻ほどアニメ化され、映画やオリジナルビデオとして実写化もされました。
暴走族「輪蛇」の3代目リーダー・善波七五十を中心とした群像劇で、少年期特有のヒリヒリした痛みを描いた青春モノとしても読めると思います。「走り」や喧嘩のシーンは文句なしに迫力があり、登場人物の感情表現も巧みなため、一度読み始めると作品世界から抜け出せず没頭してしまうでしょう。善波七五十は作中ではカリスマ的存在なので、俺としてはもう1人の主人公とも言える春間勇樹に感情移入して読みました。彼が物語当初は輪蛇の下っぱであったにも関わらず、次第に仲間から信頼を集めていくストーリーには胸が熱くなりました。
キャラクター多数で、時間軸も過去・現在・未来が交錯しているため読み進めるのに結構頭を使うかもしれませんが、読了後はその疲労感も心地良くなってくる作品です。

こんにちは。小川孝史です。今回は阿部秀司先生著「エリートヤンキー三郎」を紹介したいと思います。『週刊ヤングマガジン』に2000年から2005年まで連載された作品で、単行本は全26巻です。続編である「風雲野望編」も2010年まで同誌で連載され、こちらは単行本全25巻となっています。カルト的人気を博した作品で、2007年にはテレビドラマ化、2009年には映画化もされました。
「エリートヤンキー」という題名から格好いいヤンキー主人公を連想してしまいますが、主人公の大河内三郎の実態は、あまりの学力の低さに最底辺の不良高校に通うしか選択肢が無かった小心者に過ぎません。ですが三郎の実兄で同高校に通う一郎と二郎が最強最悪のヤンキーであり学校を仕切っているため、三郎は周囲の不良達に番長へと祭り上げられてしまいます。いわゆる「巻き込まれ型主人公」というヤツですね。周辺の盛り上がりと主人公のブルっている内面とのギャップが面白く、読んでいてゲラゲラ笑ってしまいました。
キャラクターは皆個性的でギャグも突き抜けており、とにかく濃い作品です。嵌まる人は嵌まると思います。俺はメッチャ嵌まって続編まで一気読みしてしまいました。主人公にはある秘密があって怯える一方では無かったのも良かったです。

こんにちは。小川孝史です。今回は鈴木けい一先生著「東京刑事」を紹介したいと思います。『週刊少年サンデー』で連載された作品で、単行本は全8巻です。少し前の漫画(単行本第1巻は1999年4月発売)ですが、今でも根強いファンがいる作品です。
元「ヤンキー」の「刑事」というのは結構有りがちな設定だと思うのですが、そこは変に捻らずに主人公の元ヤンらしい熱血ぶりと型破りな行動に好感が持てました。主人公の火神一八は暴走族の元総長で、警官となった今でもかつての仲間達に慕われており、何かあれば手助けしてくれる関係を維持しています。「こんな警官居るわけ無い」と感じつつも、後先考えない破天荒な実行力で人助けをしていく主人公を見ていると「こんな警官が居たら良いなー」と素直に思ってしまいました。
火神のライバルに北条京介というキャリア警官が居るのですが、単純に嫌みな人物としてでは無く彼は彼なりに警官としての誇りと信念を持っているという描写も良かったです。火神と北条が最初は反発し合っていたのに、徐々に互いを認め合っていく過程が俺的には好きでした。
この作者のギャグセンスにはキレがありますし、絵柄も少年漫画らしくてサッパリしていて読みやすいのもお勧めポイントです。

こんにちは。小川孝史です。今回は吉河美希先生著「ヤンキー君とメガネちゃん」を紹介したいと思います。『週間少年マガジン』で2006年から2011年まで連載された作品です。学園モノとして人気を博した作品で、2010年にはテレビドラマ化もされました。
それにしても作品名からして見事ですよね。「ヤンキー」と「ちゃん」付けの「メガネ」という単語を並べることで、この漫画はヤンキー(不良)が主人公の漫画ですがギャグテイストの作品ですよと、読者に予め知らせてくれています。
作品の内容は作品名そのままでしたね。高校生の主人公でヤンキーの「品川大地」とヒロインの「メガネちゃん」こと「足立花」の物語なんですが、2人ともキャラが立っていて魅力的です。花も可愛いんですが、ヤンキーでありながらも困っている人を見掛けるとつい手助けしてしまう大地のお人好しぶりが、少年漫画の主人公らしくて俺的には好感が持てました。ちゃんと喧嘩も強いですしね。ギャグも秀逸で大地と花の掛け合いシーンだけでも爆笑ポイント多数です。
物語はテンポ良く進み、それでいて意表を突く展開も多く、最後まで飽きさせません。絵柄も個性的でありながらあまり癖が無く、万人向けだと思います。

こんにちは。小川孝史です。今回は高口里純先生著「花のあすか組!」を紹介したいと思います。「少女漫画」と「不良漫画」って一見ミスマッチなんですが、それを見事に融合させたのが、この作品ですね。現在でも多くのファンがいる古典的名作です。
角川書店から発行されている少女漫画雑誌『月刊Asuka』の1985年8月創刊号から連載がスタートしたのですが、最初から同誌の看板作品だったそうです。実写のドラマ化や映画化もされています。
俺としては80~90年代の時代の雰囲気を感じさせてくれる作風も好きなんですが、何と言っても主人公「九楽あすか」のクールな性格ながらも熱い生き様に感銘を受けました。優等生がイジメを受け自殺未遂、命の尊厳を知ってからの再生、その後の硬派な生き方。あすかは中学生という設定なんですが、読み始めるとその迫力のあるタッチと流れるようなコマ運びで特に違和感なく物語に引き込まれました。
「少女漫画」と言っても恋愛中心では無く、バトルあり友情ありの「正統派不良漫画」なので、男性の読者にも自信を持ってお勧めできる作品です。外伝や続編もあって、そちらも本編に負けず劣らず面白いので併せて読みたいですね。