ドイツのズべレフは若い。
それが試合の流れにも影響を与えた。
自身のストロングポイントを生かした1stセットは、落ち着いていられた。
2ndセットに入り、錦織もダブルフォルトから崩れはしたが立て直し、セットを奪い返す。
それを支えたのは、錦織のメンタルだ。
冷静に一本一本のリターンを組み立て、1点を奪う。その過程にズべレフが苛立つ表情が見て取れた。

3-6
6-3

ネットを挟みサーブから始まるスポーツは、流れが行き来する。
その流れをいかに掴むかが、勝敗を左右する。
チリッチもズべレフも、体格、サーブスピードは錦織の遥か上。攻撃の選手だ。
一方、錦織は速いサーブがない。高い打点もない。故に守りの選手だ。

拾い続け、引き出しから様々な技を繰り出し、相手を走らせ、根負けさせる。けっして、相手を気持ちよくプレーさせてはいけない。

両者キープを続けた3rdセット第10ゲーム。
ズべレフのサーブゲーム。
デュース。
アドバンテージ。マッチポイント。
ブレイク。勝利。
ナダルが待つ決勝へ!

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クレイコートの打ち合いは面白い。
次はローランギャロス?
強いメンタルとスタミナ、そしてその闘い方で、再度世界を!

Come on Kei!