東京春音楽祭「ワルキューレ」 | 小川里美オフィシャルブログ「Soprano Satomi Ogawa」Powered by Ameba

東京春音楽祭「ワルキューレ」

終わってしまって寂しい!
ヤノフスキ指揮、N響のリングは今年で二年目のお付き合い。
去年のラインの黄金も日本最高峰のできだったと思うのですが、今年のワルキューレもすごかった!
出演者の立場というよりも一オペラファンとして、その出来映えに心から感謝した舞台でした。



写真は春祭からお借りしたものです。

ワルキューレ8人衆。
ゲルヒルデ役、ロールデビューでした。


ヤノフスキ氏はいつでもゆっくりと、低い声でお話しされます。
今年の最初の稽古のときにhello my girls!と声をかけて下さってとても嬉しかった。
氏との稽古は緊張感を伴うものですが、それよりも音楽をできる喜びが圧倒的に大きく、毎回嬉しさにわくわくします。

トーマス・ラウスマンはウィーン国立やバイロイトのコーチです。今年のコーチングも素晴らしくて稽古の度に発見がありました。




これは初日があけた後。

金子さん以外は全員初役ということで私たちは見譜でした(ちなみにシム・インスンも初役だったそう。そして今ごろはテルアビブでザッカリアを歌ってる)。
最初は影歌をいれようとか、出はけを別々にしようとかいう話もありましたがスペースの関係もあり身動きができず(笑)あの位置で板付きになりました。下手サイドの方には見切れがあったと思います。

ヤノフスキ氏のコントロールは緻密で、特に歌い手とのバランスへの配慮は本番中も絶える事がありませんでした。それにきっちり答えるキュッヒルさん率いるN響がすごかったー。すごすぎて私もN響入りたいと思った(笑)何にも弾けないけど(笑)

去年も今年も歌い出しの緊張感は莫大でしたが(笑)感動的だったなー。

来年のジークフリートは、是非客席で聞きたいと思います。






ラインの黄金とワルキューレはまた歌いたいな。
今度はオペラで。

それにしても、つくづく、N響はすごい!!


そして、バタフライとメリーウィドウの稽古が始まりました。。。forza!!私!!!