読書と出会い。 | 小川夏果オフィシャルブログ
最近もっぱら文学的な本を読むことに夢中になっています。

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太宰治の「走れメロス」を読み返してみたり。
いつかの教科書に載っていた一節がまさかこんな短編の集まりとは知らず、太宰治という人間の生命力を強く感じる作品でした。

川端康成の「舞姫」
伊集院静の「あづま橋」

内田康夫の「浅見光彦殺人事件」などなど。
この作品に関しては著者は読者に“浅見光彦シリーズを2作以上読んだ方に限る”と記してある。
しかし私、この掟を破りました。すみません。
2時間ドラマが大好きでドラマでは浅見光彦シリーズをほとんど観ていたオタクなので、、だから大丈夫かと思い借りて読むとやはりめちゃくちゃ面白かった!
あー!そういうラスト!と意表を突く締めくくりでずっとハラハラドキドキが止まりませんでした。内田康夫、スゴイ!

そんな折...
あ、元々昔から好きでテレビではほとんど時代劇かサスペンスばかり観ていました。

そう、こんな素敵な方に出会えたのです。

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壤晴彦さん。

私がいつかご一緒したいと熱望していた演出家蜷川幸雄さんと舞台を20年もともに歩んできた方。

身体から沸き立つ心地のよい声が麻薬のようで耳から離れない。
魅力溢れる方でした。

壤さんの作品は文学的かつ古典的。
作品を忠実に描き、現代に少なくなってきた日本の伝統芸能をちゃんと伝えようとしている...その想いに感銘を受けました。これだけやりたい事に真っ直ぐで全うしている人って実はそんなに多くはいないんじゃないか、と。


今上映されている「歌舞伎ワンピース」
現代歌舞伎ですが「芸能」のあるべき姿がここに集結しているようでした。

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これは本当に凄いです。

市川猿之助さんもさる事ながら、
チョッパー役の子役の子も、
なんといっても涙したのは坂東巳之助さん演ずるボンクレーのシーン。あんな強烈な役を完璧過ぎるほど完璧に演じ、ルフィとの友情の誓いを交わすシーンは最高に泣けました。
命かけてる。


やりたい事に向かって走ろう。
それに対してぶれないように。


近々シェイクスピア作品に出演します。
初めてのシェイクスピア作品。ずっとやりたかったシェイクスピア作品。
心が躍ります。