中国の五つ星ホテルで、トイレの清掃用具で客が口をつけるコップも洗っていた、

というニュースがありました。

まず、注目したいのは「五つ星」のホテルで、ということですよね。

 

これには色々な角度で見ることができますが、

まず、五つ星という「定義」は何をもってされていたのか?

その審査基準は?

ということが重要だと思うんです。


私はですが、基本的にミシュランなんとかとか、

なんとか金賞受賞食費とかはどうでもいいと思っています。

だって、物やホテル、食品の価値観ってその人それぞれですもん。

高級フレンチを美味しいと思う人もいれば、近所の定食屋が好きな人もいる。

服だってそうですよね、

流行っているとかこれがいいなんて、所詮はその人の感性であって、

誰かが良いって決めることではないんです。

ですので、そもそもこの五つ星ホテルという審査基準だって怪しいもので、

結果的にこういう清掃の方法などについては審査していなかったことになりますよね。

でも、その審査の会社はおそらく責任をとらない。

これも変です。


また、正直中国だけでなく、日本でもこんなことは割としょっちゅうあるもので、

そのある意味の特徴なのが、

あの意味のあまりわからない「消毒済み」ってトイレの便器にかけてあるやつ。

あれって、「私たちは消毒したんです! これが証明です!」っていちいちアピールしているものですよね。

そんな紙切れを貼らなくても常にそれは行うべきですし、

逆に考えると、あれを貼ればどんな方法だろうと消毒した感じになる、という雰囲気さえあります。

また、ファミレス等でも厨房でみんな結構つまみ食いしたり、

落とした皿をそのままささっと拭いて使っていたりするものです。

そんなもんなんです。

もちろん好ましくはないことですが、

外食や外の宿泊等って、「そんなもの」くらいに元から考えておけばいいんです。

掃除しているのも人間、食事を隔離された厨房で作っているのも人間。

 

例えば、威勢がいいね! なんて客が言っている寿司屋は、

「いらっしゃい!!」なんていう大将の声が大きければ大きいほど、

大将の唾液が寿司に混入してるのですから。

そんなもんなんです。と思っておけば、

本当の意味でどんなところでもリラックスできますし、

そんなことばかりを気にしていたら、

そもそもリラックスしに行くのに神経質になってしまって、

逆に疲れてしまいますよ。