監督ゲイリー・ショア ルーク・エバンス、サラ・ガドン アメリカ

15世紀にトランシルバニア地方を治めたヴラド3世、信仰深く、最愛の妻と一人息子と、民衆に慕われ、臣下には敬愛され、幸せな生活を送っていた。

ヨーロッパ侵略を狙う、オスマン帝国の皇帝メフスト二世が、献納金の増額と息子を含む、1000人の少年達を差し出せという要求を突き付けてきた。

従わなければ、大国と戦争になる。皆を守るため、ヴラドは山に入り、古くから伝わる強大な闇の力と契約を結ぶ。

監督はコマーシャルを手掛けていたひとだそうで、スタイリッシュで、スピーディーな演出で、時間の過ぎるのがはやかった。

オスマン帝国の捕虜を串刺しにして、処刑した残虐さと、吸血鬼ドラキュラのモデルになって、後世に名を残すことになった始まりの物語。

大国に向かって、家族と臣下を守ろうとした、愛の物語でもある。