僕が神戸にいれるのも、もう数日になってしまった。
連日、連夜・・・・・
今起きた事を、ただひたすら、
思ったままに書いてみたい一環で「Kobe Final episode」 と題して、
最後にふさわしい演出を・・・・自分で用意しては、ここに書いてみているのだが、
一つ、
神戸を離れる前に、
何があったわけでなくても・・・・・・・ ここで伝えておきたい気持ちがある。
僕の神戸の記憶を大きく司ってるもの。
それは、「勉強(学校生活)」 であり、 もう1つ・・・・・
絶対に忘れられない大切な思い出がある。 それが、
「Weather Forecast」 である。
僕は神戸に来てからというもの・・・・・・飛びぬけてはしゃいだ思い出が少ない。
部活もしてなかったし、その分人間関係もそんなに広くなかったと思うし、
誰かと海外旅行に行く事も、
誰かと別の生活を楽しむ事もなかった。
色が、無かったとは言わないが、少ない生活だったと思う。
その上、
多くを占める・・・・・灰色。 まるで、教室の壁に圧迫されるように。
その中で、唯一色のついた・・・・・・「自分でしたい」と思った、鮮明な色のついた記憶だった。
Weather Forecast をやれた事だけは、胸を張れる。
ブラウン管の中のバンドに憧れて、
生活をずっと支えてくれた音楽を、
自分の手で奏でてみたい。
右も左もわからなかったから、ギターを習い始めて、
その縁で知り合った・・・・下ちゃん。
ホントに、最後まで「よくわからない男」だった。
今でも不思議な事で、メールしてくるし、
不思議なタイミングでメールしてくるし、 内容よくわかんないし・・・・・。
でも、
一番純粋で、素直な男だった。
意向がわからなかったから聞いた、「ギターとベースどっちがやりたい??」の返事に、
カレが「ギター」と一言、
カレの選んだ選択は、「間違ってなかった。」と今でも、思う。
僕の対極にいて、
一番安定したギターで、繊細な部分を一番守ってくれた。
Weather Forecast のギターは、カレのギター無くては・・・・・・・絶対に始まらない。絶対に。
一番空気を守った男だった。 いや、壊す能力がなか・・・・・・・
何も物言え・・・言わぬ空気に、一番安定感を感じていたのは・・・・・・・・・・・果たして誰でしょう。
ボーカルのまひこ。
彼は、よくこのブログに登場している。
人間的な面は・・・・・・・・・・・ちょっと置いといて、(また別の所で色々出てくると思うので)
「彼の声を、皆に知らしめる」のが、僕の第一命題だった。
女性を口説き落とすためだけに、その声が使われるのはもったいない。
それ位の力を、
秘めているからこそ、演奏に徹底した。
こいつ・・・・・・・・・・歌詞を覚えてこない。
「はい、もう一回!!!! 行くぞ!!!!!」 なぜか、体育系顧問のごとく、
彼の指示で何度も演奏させられる
いわゆる、“ボーカル的わがまま”な感じの一面のように思えるだろうが、
僕は、ここまで「消極的なボーカル」も見た事ない。
彼が先導するのは、それが「みんなのため」だからであり、
彼は「みんなのため」を思うとき、
自分の意見を言わない。
「オレは決められたとおり、やるよ。」
みんながムリなら、オレは無理強いしない。
オレが歌いたくない曲でも、
おまえらが演奏してんなら、オレがすごい歌に変えてみせるわ位の・・・・・そんな気持ちに溢れたボーカルが、
ウチの看板を背負って、前面で唄ってくれるんだから、
これほど「心強い先導」は、なかった。
彼の「はい、もう一回!!!たるんでんちゃう?行くぞ!!!」の一声には、
乗っておいた方がいい。
ウチのバンドは、2-2の、S(積極的な方)と、M(受身な方)に別れていた。
もう一人のS。 そして、屋台骨・・・・・さおり。
彼女が、強い勢いで他を圧倒するのには理由がある。
それだけ、しっかり屋台骨を支えてくれているからだ。
Weather Forecast は、ドラムだけ何度もチェンジする事になった。
そのピースだけは、なかなかうまく形があわず、どこかに飛んでった。
周りの三方向を、ほぼ固められた状態に、
なかなか自分の形を無理やりはめ込むのは難しい。。。
でも、彼女はそこに見事にはまってくれた。
もしかしたら、あわない所もあったのかもしれない。
彼女に無理をさせていたのかもしれない。
でも、抑える所は抑えて、
足りない部分は、しっかり主張して形を変形させてでも、埋め込む。
一番の実力者であるドラムの技術で、屋台骨がしっかりしていたから、
演奏はドラムを聴いているだけで、うまく聞こえた(らしい)
彼女が、強い勢いで他を圧倒出来たのは、Weather Forecastで、一番の実力を持っていたから、そして、
一番「音楽がしたい」という・・・・・強い気持ちを常に持ち続けていたから。。。。。
Weather Forecast で、ライブをした記憶。
Weather Forecast で、練習した記憶。
Weather Forecast で、バカした記憶。
僕の中で、一番「色のついた思い出」だった。
彼らと一緒の時間を共有する事が出来て、本当に・・・・・よかった。
もう、記憶もだんだん薄れつつ・・・・・日々が過ぎていっている。
それぞれが、別の道で別の気持ちで、何かを頑張っているんだと・・・・勝手に想像している。
でも、いつか、
彼らとまた同じ音楽をしたい。
僕は「一番不甲斐ないリーダー」になってしまったが、その気持ちはずっと忘れないと思う。
今でも、ギターを弾いていると・・・・・・・あぁ、下ちゃんやったらここまで演奏できるんやろか。とか、
ドラムをやりたい気持ちは、まだずっと消えずに残ってるかな・・・とか想像を張り巡らせてみたり、
歌ってない日々は・・・・・彼の声を引き立たせてあげられへんくなってる・・・・とか焦ったりする。
人って残酷なもんだ。
空白でも、時は流れ・・・・・・思いを張り巡らせても、時は同じように流れていく。
今は離れて、4人の間柄という間の中では、空白の時が流れているけれど、
同じ気持ちは燻り続けている事を、期待して・・・・・・信じて・・・・・・・
神戸の色ついた思い出、
ここに、いつもあるから。
「旅人は、胸の奥に花。
枯らさぬように、
枯れてもまた植えるように。」
cune:「旅人」