僕の住んでる所から歩いて約7分くらいの距離に吉野屋があります。
そこには前から注目している通称「パニクリ子」ちゃんと勝手に愛称をつけちゃってる店員さんがいます。

かれこれ一年近く吉野屋に通ってますが、最初パニクリ子ちゃんは夜に働いていました。
なぜパニクリ子ちゃんかと言いますと、簡単な事、すぐパニクるからです。。
味噌汁は一つやって言ってんのに二つ用意する。
おつりの計算が合わない。
深夜の仕事(ガラガラ)にも関わらず、客が例え二人だとしてもパニクるのです。

よく通う二人でパニクリ子ちゃんの話がよく出るようになった頃、パニクリ子ちゃんを見かけなくなりました。
それはまさに牛丼が無くなって、24時間営業なはずなのに11時で店を閉めてしまっていたあの頃。
私、夜しか向いてないの。後、私牛丼しか売らないわよ!と暗に反対しているのかと思う訳もなく、時は過ぎました。


そして、今日久々にパニクリ子ちゃんを見ました。
お盆の季節に、死んだおじいちゃんおばあちゃんの姿に会えたかのごとく、嬉しくなりました。
なんて思う訳もなく、
「あっ、パニクリ子ちゃんや。。」と思いながら丼をかっ喰らっていると、イベントが始まりました。


店のドアが開き、家族が入ってきました。見た所外人の家族。アラブ・イスラム系の家族って感じでしょうか。

席に座ります。家族で話す(言葉は全くわからない)
パニちゃんがお茶を持って現れます。
「いらっしゃいませ。ご注文は?」

お父さん「鶏のください」
けんたろう心の声
(焼鶏丼なつかしい・・。)
そう。焼鶏丼はすでに販売終了しています。
説明するパニちゃん(日本語)

するとお父さんはしきりに写真を見せてくれ見せてくれとせがみます。
どうも・・・これは私の推測ですが・・・イスラム教!?は豚は神聖な生き物で食べてはいけないのではないかと思いました。

お父さん「じゃあこの定食の豚を魚にしてください」
指さされる豚鮭定食

(へ?豚皿を魚?魚二種類?魚魚定食?吉野屋に鮭以外の魚があって出されたらちょっとおもろい)なんて思いながら・・・

さぁ、出番です!パニちゃん☆
パニちゃんはおろおろしています。。写真を見せつつ説明するパニちゃん。
僕の胸の内の笑顔が笑いかけます。
「すいません。それはできないんですよ。すいません。それは。。」

もめる父。パニクる店員。
やっぱり一味違います。
出せるもんを探すのではなく、パニちゃんはやたら料金の説明をしているのです。。
「いや鮭定食は朝だけでして、豚鮭を頼まれますと、料金はそれ分いただく・・・」
そうだ!そうだ!バイト代分はきっちりいただくんだ!間違ってないぞ!

父「じゃあこれ。これ魚ですよね?」
きのこ角煮丼を指差された時のぼそっと言った一言、たまりません。
パニ「いや・・・それも・・・ぶた・・・」
語尾がもう言葉になりません。

パニクリ子ちゃんにパニックは鬼に金棒だ!!
と言うことで・・結局家族は「食べれるものがないんで・・・」とお茶を飲み帰っていきました。
勝者!パニクリ子ちゃん!


いや~いい時間に来店したものだとナイスファイトマネーを渡したい気持ちになりながら、今日の夕食を終えました。

ぜひみなさんも新神戸前の吉野屋を見た際は、パニクリ子ちゃんに思いを馳せてみてください。。