物腰は柔らかく 感情は出さずに
スタイリッシュに振る舞う事が 大人というもの
目の前で起こっている 様々な現状を
冷静に噛み砕いていく 理想の将来像


3年と少し前あった建物と同じ建物の前に立つ自分。

昔から読んでくれた人なら一度目にした記憶もあるかもしれないが、そこにある人間はいない。3年前の幼稚な自分を叱って励みにしてくれた彼。

彼は突然姿を消した。どこかへ違う職で引き抜かれたらしい。

最後に来た時の帰り道を覚えている。こんなとこ二度と来るか。来れなくなった為もらえなかった教科書を手に、
「本当にいいの?」
と心にも無い寂しげな顔で見送る教師とホントにいいのかと不安を感じながら、なぜか心臓の鼓動を荒げながら、帰った自分と。。。


そして、またエセ教師の前に座る。3年前に取った資格から結局一歩として進んでないんじゃないか、何も手のひらに残ってないんじゃないか・・・・・
そう考えると、あの席に座るコトしか考えられなくなった。


学校はなんだか錆びついた感だった。残った面子の冴えない顔。この学校潰れるのかな、内心そう思いながら、オレはその席に座るコトしか考えられなかった。


今できる最大のコトはこれしかない。今さらどうこう言ってる時間もない。
エセ教師だってエセでダテに何年も教師を続けてるわけではないだろう。
きっと何かがあるからここに人が集まるのだと思う。
そこに通えなかった自分。

そして誰かがいるから、誰かがいないと・・・をほうり投げた自分。


スタイリッシュに振舞って、冷静に噛み砕いてく理想の将来像。
憤るなら、とりあえず自分へ。