この旅行の最後の日
フェリーが欠航した翌日
S子が墓参りに行きたいと言いだした
母方の祖父母が眠る墓
魚屋さん(民宿)から徒歩2分らしい
四国86番札所の志渡寺
S子が何歳で母親と離れて暮らし始めたのか知らない
きっとこれまで何度も
二人で志渡寺を訪れ
この民宿にも泊まったのだろう
魚屋さんの2階で
朝ごはんに出された生卵を
ご飯の上で割ろうとして
S子に止められた
別の器で割って
卵の状態を確かめてから
御飯にかけるんだぞ!
もしも卵が腐っとったら
炊き立てのご飯も無駄にすることになるやろ?
いつの間にかS子は
母ちゃんの口調になっていた
なんでこんなこと覚えとんやろ💧
フェリーに乗る前
ワタシたちは
志渡寺のお墓にお参りした