それは、
この中学校の
3年生の時の担任で
数学の近藤先生(仮名)
親戚の家を
たらい回しプレイ中に
ワタシは時々親と
暮らすことがあった
この学校に転校してきたのは
行方をくらましていた母親が
親戚に見つかって
連れ戻されたから
その時の年齢
ワタシ 14
妹 7
母 30
母のオトコ 27か26
家庭訪問の日
約束の時間に
担任が来た、しかし
母親は不在
担任の近藤先生は、
『最後にまた来るから
気にするな🙂』
そう言って
その日のいちばん最後に
再び来てくれたけど、
ヤツ、まだ帰って来ない
家の前で先生と一緒に
日が暮れるまで
待っていた。
先生ゴメン
ほんま、ゴメン
街灯に明かりが灯り始め、
『また日を改めて来るから…
オマエが気にせんでええぞ』
ニコっと笑うて
帰ろうとしはった
その時、
道の向こうから
大きな荷物を
クソ楽しそうに
オトコと二人で
仲良く運ぶオカン登場
恥ずかしい
恥ずかしすぎる
キャッキャ言いながら
二人で運んでいたブツは
3ツ折りのマットレス
透明の袋の上から
紐でしばっただけの、
中身が丸見えの、
Wサイズのマットレス
何度でも言う
恥ずかしい
恥ずかしすぎる
家庭訪問は
やはり日を改めることになり
申し訳ないやら
恥ずかしいやら
その場から
消えて無くなりたかった
狭い狭いアパート
全員が若すぎる
いつ事件が起きても
おかしない
そー思っていたら
事件が起こる前に、
オトコが出て行った
間もなく
母親も出て行った
仕事に行く言うて
夕方家を出て
無断外泊して
何日かしたら
しれっと帰ってきて
また外泊して
だんだんその日数が増え
いつの間にか
ぜんぜん家におらん
という
いつものパターン
せやけど、✨✨
いつもと違たんは✨
ワタシら姉妹が親戚の家に
連れて行かれなかった
ということ。
SOSを発信すれば
行政が動いて
もしかしたら、もう
親戚の家には
連れて行かれずに
施設に保護してもらえた
のかもしれないけれど、
そうなればなったで
妹とは別れ別れに
されてまう…
そう思い込んでいた
その後
通報されることもなく
生活できたのは
アパートの大家さんや
隣室の新婚さんや
町内のうるさい婆様達の
おかげです
この時住んでいたのは
このアパート⬇️
あ、そうや、
映画『誰も知らない』
見たことあります?
柳楽優弥くんが子役で出てて
お母さん役がYOUさんで
映画の中で
家出したお母さんが
子供達が暮らすアパートに
現金書留で時々
お金を送ってきます
うらやましい!
映画の話は
さておき。
ワタシの転校は
この中学校で
めでたく
打ち止めと
なりました
そして、
近藤先生はワタシが
高校生の時に
若くして
亡くなりました
仏頂面のワタシに
いつも、いつも、
『笑顔やで、笑顔』て
ほんまに
しつこかった
先生、ワタシ今
人のブログ読んで
めっちゃ笑てんで
ほんでなぁ、
笑顔通り越して
爆笑やでー