皆様こんにちは。先週から金正日氏の死去、そして八場ダムの建設続行など、内政・外交ともに大きな出来事がありました。

依然として、政権運営そのものに対して多くの厳しいお叱りをいただいており大変申し訳なく、心苦しく、悔しく思っております。

12月も最後の週となりました。今週も社会保障と税のあり方をめぐって党内論議が大詰めを迎えます。

これに関して私自身がこの間主張してきたことは以下の三つでした。

1.長期展望を示すこと(その場しのぎでない本質的な議論をすべきこと)
2.うそをつかないこと(不都合な現実を含め真摯な姿勢で国民に事実を説明すべきこと)
3.まず自らが身を削ること(税負担を訴える前に議員定数や行革に自らが激しくとりくむこと)


1.長期展望については党調査会の現場では、私がゴールと考えて来た2050年の絵姿、そして1960年ごろか ら2100年にまで至る高齢化率や人口動態の変化を目の前に置いて議論する環境となり、関連した記述も盛り込まれる見込みです。
2.うそをつかない点については、消費増税が実は財政赤字の解消のためでもあることを、より率直に正直に示す方向です。
3.政治行政改革については、行革調査会が立ち上がると同時に、議員定数の削減に関しても記述される見込みです。

 消費増税は避けられない課題であり、正面から向き合わなければならない課題です。しかし、それにしても任期や国政選挙との関係も含め、もう少し戦略的な取組ができないものか、という思いは依然抱えたままです。

 しかし、これが今回の総理の固い決断であり、あくまで今やらなければならない議論であるとすれば、それが少しでも社会の持続可能性、国民の安心感や信頼感、国民生活の向上・発展、そして国民の納得感につながるものとなるよう、全身全霊をかけて貢献したいと思っております。

 厳しい寒さの年末です。どうぞくれぐれもお気を付けください。

 震災に始まり、震災に終わろうとしている2011年も間もなく暮れようとしています。

 どうぞ良い新年をお迎えください。

 2011年12月26日 小川淳也拝