皆様こんにちは。

先週はブータンのワンチュク国王が国会で演説されました。

近年まれに見る感動的な演説でした。

自信を失いかけている私たち日本人に、素晴らしい歴史と文化を再自覚させてくれる、愛情と友情に満ちた演説でした。

それにしても事実上の新婚旅行であることなど話題性があるにせよ、報道ぶりを含めて、人口わずか70万人の国の国王が何故これほどまで注目を集めるのか。

「国民総幸福量」、経済だけじゃない人の幸せに価値を置いた概念の提唱です。先代国王が提唱したものであり、私も早くから興味をひかれていました。

王政国家でありながら、自ら民主化に踏み切り、退位していった先代国王と、その“徳性”を見事に受け継いだ現国王。

小さいながらも、世界に冠たる「価値」を提唱し、キラリと光る存在感を発揮した小さな大国ブータン。

これから国のサイズそのものを縮小していく日本にとって、世界に冠たる価値を発揮し、提供することが最も大きな可能性につながる。

そのことを確信させてくれます。

今年、個人献金をお送り下さった皆様の御名前をおひとりお一人目で負いながら、心の中で深い敬意と感謝の気持ちを深めました。

本当に感謝と感動です。毎年のことでありながら、本当に頭が下がります。

ご支援くださる皆様、その奥におられる多くの皆様のお気持ちに恥じぬよう、さらに精進を重ねます。