本当に暑い毎日が続いていますね。どうぞくれぐれもお気を付けください。三回目となる被災地、今度は原子力被害の福島へ参りました。国会は与野党のかけひきばかりが報じられていますが、一方で原子力被害への対策も総務省・総務委員会で進んでいます。こうしたこともしっかり伝わるよう努力したいと思います。

■ 三度目となる被災地へ
三度目となる被災地訪問は原子力被害の中心である福島県です。郡山市長さん始め地元自治体の皆様から様々なお話をお聞きしました。報道では子供手当の所得制限、公債発行法の取り扱いなど与野党の攻防ばかりが報じられていますが、一方で、原子力被害の被災地での税負担の軽減、また県内外へ避難された住民の皆様が住民登録をしなくても学校や介護など公共サービスを受けられるための法律改正、こうした地道な対策が進んでいます。

■ まだまだ続く被災地の困難
入居中または建設中の仮設住宅、震災で使用できないほど被害を受けた市役所庁舎、体育館やホールでの役場業務、入浴サービスに汗を流しておられる自衛隊員の皆さん、まだまだ被災地での困難が続いています。一方で、郡山駅前広場でマスクも帽子もかぶらずに夏休みのひとときを楽しんでいる子供たちの様子が印象的でした。原子力災害はいつ完全に終わるともつかない、長い闘いも想定されます。地元町長さんがおっしゃいました。避難された住民の方から、「いつ戻れるんだ?」、「戻れないなら、戻れない、はっきり言って欲しい。それによって人生設計も大きく変わる」、、胸の痛む切実なお声です。

■ 補正予算、復興計画
第二次補正予算も成立しました。第一次とあわせると6兆円。想定被害総額の約3分の1となりました。阪神大震災時も被害総額約10兆円に対して初年度約3兆円の対応です。規模としては相当程度のものとなっています。あとはこれらが実効あるものとして、スピーディに被災地に届かなければなりません。