夢に出る彼女について | シンsh1nのブログ

僕は睡眠中、ほぼ毎日夢をみる

 

夢をみる仕組みを調べた事ないし、

よく知らない

夢の内容ってほとんどが普通だと思う、

独特な展開だけど、身近な人がでてくることが多い

 

例えば3年付き合った人と別れた後はその人の夢をよくみた

それは当たり前っていうか、ごく自然な事だ、

長く付き合ってたわけだし脳がよく覚えていたのだろう

そういうものだろうと、だから気にしてなかった。

 

別れてすぐの頃、

仕事の関係で試験があったり、昇格があったり、

もうその人とは別れてしまったけど、新たな彼女ができたりもした

つまり普通に生活をしていたし、忙しいけれど、それなりに充実感もあった。

 

それでも定期的に、

その元彼女は僕の夢に登場した

付き合ってた当時に戻る夢

現在の状態でどこかに出かける夢

内容は普通の、起きた時にまたかってそれくらい

 

 

 

時間が過ぎた、別れてから2年半年、

僕の人生は止まらず進んでいた、

でもいまだに元彼女が夢に登場する

さすがに気になってきて、この半年くらいは結構辛くなってきてた、自分でも理由が全く分からない、

ただ目覚めた時にとても憂鬱な気持ちになる。

 

僕は田舎に住んでて毎日車に乗る

今も同じ車に乗っているのか分からないけど、

当時彼女が乗っていた車を見かけると、必ず運転席を確認するようになってた

 

年末、実家に帰って本とかCDの整理をしてたら、

黄色いアルバムがでてきた

これなんだっけ?と思いながら開いたら

その元彼女と付き合いたての頃の写真だった、

綺麗にファイリングされててコメントとかも付いている

当時、彼女からプレゼントされたものだった、

 

今更よりを戻したい訳じゃない

それに喧嘩別れした訳じゃない

穏やかな円満な別れだったのに

 

僕は彼女より歳上で、

今考えると多分裏目にでてたのだけど、

些細な感情の起伏をあえてだしたり、我慢したりする所があった、

これは本心なのか?どの自分なんだ?

いまだに変わらないけど、そんな感じ

 

もちろん、恋人がいなくなるのはショックだったけど

別れる時は割と冷静で、

早くお互いの気持ちのすれ違いに気がつければよかったかなと思っていた

面倒なことはせずサラッとドライに別れられたらな、と感じていたような気もする

 

なぜ今だに彼女は僕の夢に登場するのだろう?

解決策が思いつかない

僕としては、いい加減夢に登場するのはやめてほしかった

 

僕が思いつく解決方法は本人に連絡する事

何を言えばいいか?何を話したいのか?

それらが分からないまま連絡してしまった

 

LINEしてすぐ後悔した

連絡なんて今更するべきじゃない

あなたが今だに僕の夢に出るのです、助けてください

って伝えるのか?どう考えても意味がわからないし、彼女を困らせるだけだ

 

でもしてしまった

そして夢に登場することも話してしまった

今彼氏がいるから電話はできない、と

会いたかったけど、当然会うのも無理だろう

それでも僕はLINEしててもいいか?と聞いた

あなたに伝えたいことがあるのだけど?と、

もし望まないなら伝えない

聞きたくない話を一方的に聞かせるほど

僕は自分勝手なことを出来るタイプじゃないから。

 

連絡が丸一日途絶えた、

今週は土日に仕事が入って休暇をとってなかったから疲れてる

夕食を作る気にもなれず、

野村訓市さんのラジオを聞きながらペヤングのお湯を切ったところだった

 

連絡がきて、たとえ聞いたとしても何も言えない、言いたくないとLINEがきた

そうだよね。急に連絡してしまって申し訳ない。と伝えた

 

ラジオでは好きなことを仕事にする話しをしてた

好きなことが仕事と結びつかない僕は、

好きなことを仕事にできる人を心から凄いと思う

好きなことを仕事にしたいと思ったことは一度もない、

ただある程度得意なことを仕事にしてる

なぜ働くのだろうか?

土曜日と日曜日は会社カレンダーでも休みのはずなのに、

こんなにも何かに追われて

焦って働いて何が残るのだろうか

でも働かない生活ってどうなのだろう?

それはそれである意味大変そう、

何しても自由って実は大変だったりするよな

 

割り箸でダラダラとペヤングを食べた

ラジオからpetit biscuitのYOUが流れてた

 

緊張みたいなのが全部抜けてきた

身体中から何かがこぼれてきた

出来るなら叫び出したかった

 

やっと気がついた、

僕は2年半年前、彼女と別れた時、

とても深く傷ついていた

それを気がつかないふりしてたのか、防衛本能なのか

自分で自分の感情に気がつかなかった

 

2年半年経って理解した、

もう彼女とはお別れしているということ

全然知らない遠くで生活しているということ

僕はどうしようもなく深く落ち込んでいたこと

信じられないが多分そういう事なのだと思う。

 

もうとっくに忘れてしまった過ぎ去った様々な過去と同じように、

忘却の彼方に追いやってしまおうとしていた、

でも自分に起きた歴史は消せないらしい

そのことを理解した、

あの痛みを無視して葬り去るべきじゃなかった

(むしろ大切に保管していたのか?)

ちゃんと悲しんで落ち込むべきだったのだと

 

この先、

僕の夢の内容がどうなっていくのかは勿論分からない誰も知らない、

でもちゃんと悲しむべきときに悲しまないと、じゃないと、

きっと得体の知れない何かがずっとついたままなのかなと、

そう思う。