普段何気なく使っている数字も、スペイン語では文字通り一から覚え直さなくてはならない。
分からないという環境になり初めて、生活する上で数字が欠かせないと痛感する。
先週からクラスを変え、また新たな気持ちで再スタートを切ったスペイン語の語学学校。
初日だった昨日、受付で「あなたの教室はシエテ(Siete)です」と言われ、「グラシア~ス!」と言いながら、ウキウキと教室に向かった。
初めまして!
名前は?出身は?
東京なの! 行ってみたいわ~♪
などと、自己紹介も交えた先生やクラスメイトとのスペイン語でのやり取りを終え、分からないなりにも半年前から比べれば少しづつ慣れてきたのかな♪と、心の中で小さくガッツポーズをしながら教科書を開く。
クラスメイトが私よりも遥かに上手にスペイン語で先生に質問しているのを聞き、これもまた試練か!と、やる気に満ち溢れている私は意気込んでメモをとる。
「さて、宿題の答え合わせをしましょう!」
と先生。
初日なのに宿題がある事に少し違和感を感じたものの、こういう事もあるのか!と分けもわからず、宿題だったページまでメモにとった。
いざ、そのページを開いてみると、全く習っていない範囲でちんぷんかんぷん。それでもどんどん進み続ける授業。
むむむ。何だかおかしいぞ。
異変に気がつくと同時に隣の教室から、初めての人同士がする談笑が聞こえてくる。
.... あ!!!