お久しぶりです。
今日は「失敗からの教訓」について述べたい。
【神戸の脱線事故から】
起こるべくして起こってしまった最悪の事故。
1つの大きな失敗には29の大きな失敗につながる中規模な失敗があり、さらにその前には300の些細な失敗が起こっていると言われている(「失敗学のすすめ」畑村洋太郎著)。
昨日のWBSでの特集にて
JR西日本の同僚運転手談
「平和ボケをしていた」
「脱線なんて非現実的で想像もつかない出来事だと思っていた」
など、危機意識の低さを露呈する発言がなされていたのには嘆かわしい限りだ。
加えて、報道メディアにも辟易としている。
今回、起こってしまった惨事について、「かわいそう」だとか「むごい」等、国民が情緒的になるのは当然のことだし、遺族の方々は無念の気持ちでいっぱいであろう。
しかし、マスコミがこぞってそれだけにしかスポットを当てていないのでは、犠牲になった人たちが報われない。
つまり、今回の失敗を教訓にして次に活かすようにしていかなければまったく意味がない。
その議論は徹底的にやるべきだし、むしろマスコミは先陣を切ってその役目を担うべきだ。
みなさん「トリアージ」という言葉をご存知だろうか。
おそらく知っている人は残念ながら少数であろう。
なぜなら、あまり報道されていないからだ。
トリアージとは病気や怪我の緊急度や重症度に応じて、治療や後方搬送のプライオリティを決めるこという。
それでも今回の脱線事故ではこのトリアージが実行されていた。
なぜなら、阪神大震災から得た教訓だったからだ。
今回の事故が「トリアージ」のさらなる普及に寄与し、一般的認知が獲得されるまで広まれば、医者のみならず、現場の人たちまでもが「トリアージ」を実行することになり、他の事故が起こった際、より多くの人命を救えることになる。
こういった事が失敗からの教訓だと私は思う。
これは一例に過ぎないが、もっともっとこういった議論をしていく必要があるのではないか。
犠牲になった方々に報いる為にも。