皆様こにんちは。


訪問マッサージのオガモトラインです。



今年の梅雨は雨が少なく水不足が心配です。


また、高温多湿の環境では熱中症脱水症状にお気をつけ下さい。




若く健康な我々でも近年の猛暑下では熱中症や脱水症状になる事があります。



我々以上に特に危険性が高い方たちが居ます。


それが高齢者と乳幼児です。



私たちは高齢者宅に訪問してマッサージや運動療法を行います。


この時期には室温、湿度、水分補給などの管理を適切に行う必要があります。



近年の日本の夏は毎日の様に35℃を越える日々が続く事があります。


30℃や29℃等になると涼しく感じたりする事もあるかと思います。


しかし熱中症の危険はそんな気温でも十分あるのです。



WBGT値というものがあります。


これは熱ストレスの評価というものです。


WBGT値の気温と湿度の相対表が調べると出てくると思います。



この表を見ると気温が30℃以下でも湿度が高い環境では熱中症リスクがあることが見て取れます。




また、高齢者には水分補給の指導も適切に行う必要があります。



高齢者はなぜ脱水になりやすいのでしょうか?


色々な理由が挙げられると思います。


・筋肉量が減少している事により水分の貯蓄能力が低い。


・中枢機能の低下により口渇感覚に気付きにくい。


・食事量が減り水分摂取の機会が失われる。


・排泄を嫌い自ら水分摂取を控える。


・腎疾患や腎機能低下で尿細管や集合管の再吸収能力の低下。


・利尿剤の服薬。


・エンシュアなどの高浸透圧食の摂取。



など様々だと思います。



恐らく多くの高齢者の方がいくつかは当てはまっているのではないでしょうか。




また、水分と同時に大切な事がミネラルの補給です。


高温多湿の環境では少なからず発汗が起きます。


特に運動療法を行う場合は少なからず発汗が促進されると思います。



汗は水分と同時にナトリウムやカリウム、マグネシウム等も排出します。


特にナトリウムは大量に排出されます。


汗が塩辛い理由はナトリウムが含まれているからです。



水分補給で真水や日本茶ばかり飲んでいるとナトリウムが不足する事があります。


そうなると陥るのが低ナトリウム血症です。



汗から多量のナトリウムが失われたり、尿から多量のナトリウムが排出され、


摂取するナトリウムが足りないと起こります。



服薬や内分泌疾患、腎機能障害などでナトリウムが正常よりも多く排出される事があります。


高齢者には決して珍しい事ではありません。




また、下痢や嘔吐でも脱水などのリスクが増加します。


このような場合はカリウムなども欠乏します。



この時期は食べ物が傷みやすい時期です。


食中毒等にも気をつける必要があります。




しかし、汗をかいているからといって塩分を大量に取らせるようなことはしないで下さい。


循環器に多大なダメージを与えます。


スポーツドリンクなどの飲料で十分摂取可能です。




若い方や健康な方でも食事はバランスよく摂り、


適切な水分補給をして


厳しい夏を乗り切りましょう。





オガモトラインは渋谷区、中野区、新宿区、杉並区、港区を中心に訪問マッサージを行っています。


夏場でも適切な管理の下、マッサージや運動療法を行います。


暑い夏も毎日元気に訪問いたします。


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