朝おきるとすぐに、窓を全部開け放って

いいにおいの風をいぃぃぃっぱい部屋に入れたい

ホントにいい季節になりました。



そうそう。

申し訳ないけどこの時期になると

毛色がなんとも艶やかなあめ色・ジャッキー

(シーズー♂・9歳)がフワッフワッと通り過ぎても

なんだかおいしそうに見えてお腹すいてくるのだ、

ふっふっふ・・・(* ̄Oノ ̄*)



このところパパがいないこともあって、

せっかくのお休みも

いつものようにずーっと母と子ふたりきり。



「まま、なんじくる?」

「へっ・・???(よくわからんが)・・・2時かな。」

「そっかー、にじかぁあ。しょーた、じゅーいっじぃ(11時)。」

「はいはい、11時ね。」


何がだよ????



「しょうた、お昼なに食べたい?」

「んとねー、ごーおんれっどっ!」(なぜかポーズ)

「わかった、おにぎりね。」

「そんなの、いにゃにゃいよーぅ。きんにくまんだよーぅ。」

「わかったわかった、ぎゅうどんね。」


他人が聞いたら、この親子どこか違う星から降ってきた

おかしなやつだと思われかねんな。



あるとき買い物にでかける道すがら、

落ち葉が風に舞ってふるふる動いて見えるのを、

かいじゅーはキャッキャキャ~と喜んで

「ままーっ!しょーた、しゃわりたいよーぅ!」と

追いかける姿を見ていると、

なーんか子供のアタマのなかって、スバラシイ・・・と

ミョーにカンシンしてしまったのでした。



三つ子の魂百まで、とは言うたもの。

だったらかいじゅーのアタマのなかは、今

ちょぉぉぉぉど「大っ…事」なころではないか!!?



だがしかしかいじゅーは、

スーパー戦隊ヒーローものの世界を

ほんの小さな穴から覗いたとたん、

障子に穴が開いたらあとは

びりびりびりびりぃぃ・・・な勢いで

あっという間に

はまっていってしまったのです。



ごーおんっ! はろー、ゴーオンジャー。

それに続く「このあとは!」から

必死で見せないのようにしていた甲斐もなく、

かいじゅーは今朝から

「仮面ライダーキバ」が気になってしかたないらしい。


ってゆーか、おととい「ウルトラマン8兄弟」の映画を

見に行ってからというもの、

「うっとやまん」と夢うつつのように唱えていた件は

どーなりました、え?


彼のヒーローものに対する興味は

んもぉー留まるところを知らず、

たぶん今、赤いお面っぽいものをかぶっているもの

なら何でも(・・・たぶん剣道の胴着とか

溶接工事の作業とかでも)

「まま、あれなにぃぃー!!?」と興味いっぱい

ひかれるに違いないのです。



そう。

かいじゅーの母を名乗るからには、

怪獣の映画は見ておかねば・・・というわけでも

ないのですが

「大決戦!超ウルトラマン8兄弟」を見てきました。



あらためて、怪獣、こえぇえ。

ま、うちのかいじゅーも負けないけどね(・ω・)/



何がビックリって、

最初、昭和の時代を懐かしむようなシーンに

歴代のウルトラマンが出てきたあたりから

なぜかじわ~。゚(T^T)゚。っと泣けていた、自分に、です。


思えば

明らかにアレにはまっていたのは、5つ年上の兄のほうであって、

私はどちらかというと、

カレー大好き「キレンジャー」がキュートでナイスだった

「ゴレンジャー」を一生懸命見ていたのであって・・・


はうっっ!!?

今思い出したっ。

やっぱ私も、戦隊モノ好きだったんだ!!


「とー!」とか「やー!」とか

「でやっ!!」とかいって

高いところから飛び降り、悪を倒すのに

だんだんそれなりの装備が必要になってくるのです。

首に風呂敷、とか・・・。


いまどきのこども、かいじゅーは

パパのサングラスをしてママの携帯片手に

「ごー、おんっ!」のポーズを繰りかえし繰り返し

家中を走り回って一日が暮れていきます。


でも、ひとつ思ったのです。


今の子供と私たちが子供のころとの違いは、

私たちのころ、

テレビを録画できるようなものも、

手軽に繰り返してみられる

DVDやビデオのようなものもなかったので

次週放送まで、延々と

自分たちのアタマのなかで物語を再生しながら

マネしてみたり、

正義の味方が悪を倒すストーリーを

想像したりして一週間を

それはそれは楽しみに過ごしていたもんです。



ところが今の子たちは

朝7時半の放送を見逃して寝坊しても

録画できるから、何度でも見返せる。

一週間同じものを何回も見ながら、

あんまり自分のアタマを働かせなくても

ヒーローの世界にいつでもひたっていられる。


なんか、かわいそうだな、って思った。


それもこれも、

やっぱり親である私も

考えなしにいっぱいおもちゃを与えすぎなんですよね。

必要以上、ってことかな。

録画も、しなければ自分で必死で起きるだろうに

親切にも親の私が録ってあげちゃたりして・・xxx


なんか、いっぱいおもちゃを与えているようで

本当に大切なおもちゃは、自分の子供から

取り上げているような気がしてきたのです。


時間とか、想像力、みたいなものをね。


ウルトラマンや仮面ライダーにはまっていた兄が

そんな「ハゲシイ」ヤツに育ったか、というと

全然そうではありません。

ゴレンジャーにはまって、高いところから

ぴょんぴょん飛び回っていた私が

今ものすごいキャットウーマンみたいな女に

成長したかというと・・・「え?」


子供が戦隊モノにはまることに、あんまり

心配はしていないのです。

ただねぇえ・・・。



人を傷付けたりしなければ、

怪我したりさせたりしなければ、いんですけど。


あ、うちのごーおんじゃー、目を覚ましました(お昼寝から)。


ふう・・・

これからゴーオンジャーの変身の「型」の練習です。

盛り上げ係を召集しなくては・・・。


かもん、デンスケ!



かもん、デンスケ
わふっ。