もうホントは梅雨明けかな、ってな天気。



ウチの小っちゃいプールで毎日のように

素っ裸で水遊びをしているかいじゅーは、

パパもヨダレを垂らしてうらやむよーな

いぃぃい色に焼けております。



こんな暑い毎日なので

そろそろ本気だしてトイレトレーニングっ!!!



・・・と鼻息荒く意気込む母のかたわら、

本人はいたってマイペース。



今日も1時間おきにトイレに連れていくわりに、

そーとー粘って補助便座に座らせても

シィィィィーは出ず。

かいじゅーの世間話を聞かされるに終始した挙げ句、

あきらめてトレーニングパンツをはかした瞬間、

シィィィィィィ・・・。



この繰り返し繰り返し繰り返しに

とっぷり日が暮れてってしまいました。



母はちょっと横になりうずくまっておったところです。



「はいはいはい、

親が焦ればあせるほど、うまくいかないんだなコレが。」


先輩ママが電話でそう言っていました。



だな。だな。



明日も焦らず騒がずガンバロー、っと。

小学校に入るときまでオムツのとれない子なんて

あんまりみかけないぢゃあないか。



いつかは・・・

いつかは立派にとれるのです。



歩けるようになったときとおーんなじ、

早くても遅くても、のちのちそ~んなに困んないもの。。


どーどーどー。

これわたしっ、落ち着け落ち着け。


オフィシャルブログでありながら個人的業務連絡、おわりっ。




今日もグチになるのかな~。



今、ゴーゴー寝息を立てて寝ているかいじゅーも

さっきまで「眠りの儀式」をおこなっていました。

それは・・・



母がキレイな絵本を読んで聞かせるそばで

一生懸命それを膝の上で聞き入る我が子。

そのうちいつの間にか寝息をたてている、

天使のような寝顔を抱えて枕に戻す・・・



ひぃー!

これが母の夢だったんだあ!!

これが、これがやりたくて、

ママは日テレを辞めてフリーになって

ナレーターの道を究める覚悟をしたのよ息子ー!!!



「フリーになって、それでもいつか

お仕事がなくなったとしても、

自分の子供にだけは世界一おもしろい

絵本の読み聞かせをしてやりたい。



『ウチのママが読んでくれる絵本が一番!』


どんなにナレーターとしてはうまくいかなくなっても

自分の子供にそう言われるような母親になれれば

それが本望だから。」



ホーントに、そう思っていたのです。




絵本棚



子供が生まれたとき、一番に揃えたのも

絵本棚なのです。


私のお気にいりはぜーんぶ

手前に飾ってあります。

いつか兄がウチに来てこれを見たとき

「・・・これみんな、お前が小さいとき読んだ絵本

全部だろ。」と言っていました。


そーさ。ああそーさっ。なにか?


「しろいうさぎとくろいうさぎ」や

「おやすみなさい フランシス」

「ちいさいおうち」など

昔、両親が20日くらい家をあけたとき、

まだ5歳くらいで絵本を読んでもらわないと眠れなかった

幼い頃の私は、

母がカセットテープに朗読して録音したものを

毎晩すり切れるように聞きながら寝ていたものです。



そうそう。それよ。

私も、それがやりたかったのよっ!!



だが実際に子を持つ母となった今・・・。


かいじゅーは大の、ピクサー好きです。

「Mr.インクレディブル」や「カーズ」や

「ファインディング・ニモ」の絵本を

毎日毎日、「読め」とせがみます。

いちおー、読んではやるのですがね。


それ、映画でさんざん見たやつだし・・・。

映画の方がオモシロイしxxxx


かいじゅーは本が好きで、

毎晩お仕事のように、何冊かの本を抱えて

しげしげ、とページをめくっていきます。


問題なのはそれが、

想像力や独自の世界観を与えてくれる

きれいな絵本なのではなく、

ディスニーランドのガイドブックや

「めばえ」や「ベビーブック」といった雑誌ばかりで

しかもそれ、

子供が読む方ではなく、親が読む方の小冊子であること・・・。


2歳にして「格好」から入る男、かいじゅー。

…こわっ。


そしてもっと問題なのは、です。


そんな息子に無理矢理母のすすめる絵本を

読み聞かせているうち、

いつのまにか寝息をたてて

天使のような寝顔で夢の世界へ先に運ばれていくのが


今日も母親の私であること。


・・・。


まいっか。


こんな母で今日もすんばせん。


いつかは、

いつかはこんな私も

立派な絵本の語り手にぃぃぃ・・・。