花粉症の季節が終わったぁああ~!!

と、こぶしを突き上げて喜んでいたのもつかの間。



気が付けば、今まで変わらぬ鼻のジブジブ状態。

そう、立派な鼻かぜをおっぴいた大神です。



家のカギをなくしたり町内会の班長を任されたり

ちょーっと大変なことが重なって大騒ぎしていると


すーぐ、これです。


すばん、家族のびんだ。早くだおすかだねぇ~・。



まだ微熱が残るなか、家族そろって

港北にある「IKEA」に行ってきました。



お目当ては、洗面台におくかいじゅーのステップ。

いろいろ家の中にあるもので試してみたけど

安く手に入れば・・・と探しにいきました。



はぅ・・・もう目に浮かんできたぞ。

ステップにのって洗面台の蛇口に手が届くのが

どうにもうれしいかいじゅー。

水を出したり止めたり出したり、出しっぱなしたり・・・。

ひー!



でも、必要だ。



大型店舗に入るなり、あまりの広さに

どっちに向かって歩いていけばいいかもわからない

元木一家は

手っ取り早く欲しいものを案内カウンターできいて

あっさり見つけることができました。



てか、そのほかには特に・・・。

いやいや、私一人で来ていたらもっといろいろ

見て歩いていたかったのだけど

パパの目にはあんまり欲しいと思えるものがなかったのか

さっさと足早にお会計へ急いでいき

それでも途中でコマゴマと手につかんだものと

合わせて、もう早々にレジに並んでおりました。



ふぅ・・・これだからみんなで買い物は難しい。



ちょうどいい大きさと色のステップ、¥990に

保存容器や袋止クリップなど、あわせて¥2500のお買い物。

やっしー。

ま、車を停めてからレジまでの時間も20分くらいだったしね。


レジ並んでいる向こうに見えるカフェには、

「ソフトクリーム¥50」という看板がミョ~に魅力的で

心はすでにその列に並んでいたのでした。

かいじゅーの手をひっぱって「ほらあそこ、ソフトクリーム

あるよ~・・・」と言おうとして、ハッ。



かいじゅーがいない。

パパもいない。



きっと二人でどこか先に休んでいるんだろう、と思っていたら

目線の先に、パパ。

「おい、しょーたは?」



ぐる~っと見回して、お菓子や子供の喜びそうなもののそばに

べたぁああっ!と張り付いているかいじゅーを見つけるまでは

本当に本当に、毎度毎度のことなのです。


だから今度もぐる~っと・・・って、広い!広すぎる!!

IKEAの広さをあなどってはいけなかったのです。



でも最初の10分くらいは「またか・・・」みたいな慣れた足取りで

かいじゅー喜びポイントを探していました。


ところが、何度も何度も別々に探しているパパと合流して

見つけられないうちに、

もうあっという間に私の

頭の中は「誘拐・拉致・身代金・・・」という

サスペンス地獄絵図のようになっていくのでした。



やっぱりっ。

やっぱり必要だったのよっ、かいじゅーにはっ!

犬とおんなじような、外国人が子供につけてる

リードみたいなヒモ、あれが!!

もう、何度言ってもそばから離れるんだから

ゼッタイもうリードつけて出かけなきゃ駄目だぁぁああ!!



今回は本当に、1時間はくまなく店内を探していました。

足は棒。

なれない低いヒールつきのローファーでヒリヒリ。

そんなのも忘れて、とにかく名前を呼んで探し続けたのです。



大型連休中で、家族連れは多く

どこからか「ママー!」と泣き叫ぶ声はしても

ウチの子じゃない。

もう、初めての本格的な迷子で

すでに親の私は半べそ状態でした。



「お客様にお知らせします。

最近店内でのお子様の迷子が大変多くなっております。

お子様連れの方は・・・」



どぅえ~い!!うるさーい!!

今、探しとるんじゃぁああ!!



もうこれっぽっちも正気を保っていられなくなっていた

そのとき、


複雑な店内の一角に、ちょっとしたカウンターがあって

その向こうで係りのおじさんに抱えられたまま

ギャーオギャーオ泣き叫んでいる男の子が。



「ママー!」

息子のほうが視力がよかった・・・


見つかった安心からか、たぶん最初に係の方に

お礼が言えなかったような気がします。



「しょうたくんのお母さんですね?」



うげ?なぜそれをご存知・・・??


実は日ごろ「おなまえは?」

「もときしょーたれす!にさいれす!(手は’5’の形)

を言わせていた成果が、こんなところで発揮されていたとは・・・。

母、そんなところに感動。



かいじゅーもあまりにほっとしたのか、

しばーらく涙なき泣きをやめようとしませんでした。



いつかはやると思っていたけど

やっぱり大きなお店の中でやってしまったね。

私たちも、これからもっともっと気をつけて

目を離さないようにしよう、って、夫婦で話しあったことでした。



あ、それは一日の終わり、寝る前のこと。



迷子センターからパパと合流して

車に乗り込んだとたん、

かいじゅーはガツーン!!とパパに一撃

いただいておりました・・・。

よしよし。少しは体で覚えておくれよ。

パパとママのそばを離れちゃいけない、ってことをね。



ふう・・・それにしても今日は疲れた。

たったこれだけのために、ねぇえ。

これだけのために・・・。