2日目は 6:00 朝食 6:45 ホテル出発。

トラピ以上の強行スケジュール(笑) 

前日は6:20 出発でした。

 

この日は、バスでキジルクム砂漠を突っ切り、ヒヴァからブハラへ移動します。所要7時間。

その途上、ウルゲンチの北約60~70kmの砂漠の端に寄り道をして、2つの”カラまわり”

 

 

カラ とは、都城跡で、ホレズム王国等の遺跡です。

二つのカラ は、カラカルパクスタン自治共和国 内にあります。

カラカルパクスタンは独立国ではなく、合意の下、ウズベキスタンの一部となっていますが、自治を認められているようです。紛争等はなく、友好的な関係のようです。

 

ウルゲンチを通り過ぎて暫くした所で、パミール高原を源とし、アラル海に注ぐ中央アジア随一のアムダリア河を渡りました。

 

 

8時半頃、トプラク・カラ に到着。紀元前1世紀頃、シャー・ウシュ朝が築いたと考えられているそうです。

 

砂道を少し登る

 

砂漠の中に放置されたままの廃墟が目の前に現れました。

 

 

マルちゃんの説明を聞いた後、自由散策。

一番高い所へ登って行きました。

大きな穴の間を縫って登っていかなければならないので、私に付いてこようとしたチョロチョロオヤジは断念しました(笑)

 

 

 

2/3ぐらいは住居跡で、他に広場やゾロアスター教の神殿跡も見つかっているようです。

風がピューピューと吹きすさび、物音は何もしません。

私は廃墟マニアではありませんが、滅びてしまった古代文明の浪漫のようなものを感じます。

私はこういう風景、大好きです。ニコニコ

ソ連時代は研究者が訪れて発掘もしたそうですが、現在は実質、放置状態のようです。

 

 

 

白く見えるのは塩

 

 

トプラク・カラ を出て30分強で、次のアヤズ・カラ へ。

こちらは6~7世紀の遺跡とのことです。

 

カラを目指し、ハナを切って登っていく信州のオバチャン

 

信州のオバチャンはスイスで20年以上暮らしていたので、山登りには自信があるようでした。私とスイスのハイキング・コースの話で盛り上がりました。

会社勤めをしていて英語を使っていたそうなので、英語は話せるようでした。タダの田舎のオバチャンではなかったのです!

ルックスは、名取裕子を少しフックラさせて、62歳にした感じです(笑)

 

ちなみに、毎夏、サンクトペテルブルクの友人宅で1ヶ月過ごすという北海道のオバチャンは、ロシア語ペラペラでした。

 

岩手のセレブ夫婦の旦那さんは、アメリカに駐在していたそうです。「英語はダメ」と言ってはいましたが、全くダメという感じではありませんでした。

 

トラピやクラツーとは、客層が違うのかなあ?(笑)

 

 

登りきると、壁跡に囲まれ、空き地が広がる廃墟に出ました。

 

 

回廊の残骸?

 

 

建築物は誰が壊したのか?とマルちゃんに尋ねた所、「不明」との回答でした。

もしかしたら、下に埋まっているかもしれないとも言っていました。ここも、まだまだ未調査のようです。

 

近くには、もう一つ、小型の遺跡(出城のようなもの?)

 

ここも周囲は荒涼とした砂漠

 

ここでも自由時間はそれなりに設けてくれたので、一人で壁跡に座って、砂漠を眺めたりしていました。日本とは全く異世界の風景でした。

 

 

ここには観光客向けの施設があります。

 

ユルタ(遊牧民の移動用住居)が建っていて、食事ができる

 

トイレもあり、それほど汚くありませんでした。

 

絨毯の上で寝転がったら気持ち良かった ニコニコ

見上げると、雲一つない青空

 

ここにも、有料ラクダ

 

ユルタの中で昼食。ユルタは、モンゴルのゲルと同じです。

ここでも、前菜が色々と出て来ましたが、メインは名物のディムラマ(肉じゃが)。

 

 

じゃがいもがホクホクしていて美味しかったです。肉はちょっと硬かったかな。

見た目はじゃがいもに似たニンジンも入っていました。日本のニンジンよりも味が薄く、ちょっとイモに近い感じでした。

 

 

昼食後は、ひたすら砂漠の中をバスで突っ走りました。

砂漠といっても、エジプトのような赤砂の海が続くわけではなく、変化がありました。

 

 

 

 

こんな不毛で、荒涼とした、灼熱の大地をラクダで横断した隊商(キャラバン)の忍耐力には、改めて、脱帽です。バスで横断していても疲れるのだから(笑)

 

途中、チャイハナでトイレ休憩。

 

 

 

お茶は日本茶と変わりなし。煎茶やほうじ茶ではありませんけど。

トイレは欧米のドライブインと比べると汚いですが、許容範囲内でした。

 

マイミクさんから質問があったので、イスラム圏のトイレについて少し書いておきます。

殆どの場合、使用した紙を水で流すのはNG。横に置いてある籠に捨てます。

そして、お尻を洗う手動式のシャワーが付いています。

アラブ人は、お尻を洗わない欧米人は汚いと、内心でバカにしていると聞いたことがあります。

 

(拾い物)

 

こんな感じのトイレが多いです。

ウズベキスタンの公共トイレ(観光地やチャイハナ)は、こんなにキレイではありません。

また、ウズベキスタンでは、シャワーが付いていたのは、タシケントのホテルだけでした。

ウズベキスタンでも、ホテルは洋式便器です。

 

ツアー出発前の添乗員さんからの挨拶電話では、この移動日は青空トイレになるかもしれないとか、トイレットペーパーも持参した方が良いと言われていました。

結局、青空トイレはなく、トイレットペーパーも不要となりました。

 

 

目的地ブハラのホテルに着いたのは20時前でした。

クラツーのツアーでは、ヒヴァ(ウルゲンチ)→ブハラも飛行機移動ですが、カラまわりができたし、砂漠の風景を心行くまで眺めることができたので、私はバス移動で良かったと思っています。

 

食事はホテル内のレストラン。

 

ロシア風餃子(前菜は、ここでも色々あり)

 

3月にロシアで食べた餃子と同じでした。

 

鉄鍋の肉じゃが

 

GRAND BUKHARA

 

今回のツアーで宿泊したホテルの Booking.com でのスコアは、ここが一番高くて 8.2 でした。

しかし、私の評価ではここが最低。

バスタブには髪の毛が落ちていたし、トイレットペーパーもゴワゴワで質が悪かったです。

どう考えても、スコア 7.3 のタシケントのホテルの方が、全ての点で上でした。

 

3日目終了。