2日目は 5:30 朝食 6:20 ホテル出発。

レストランへ行くと、早朝のため、パンとコーヒー程度しかありませんでした。早朝ですからね。

しかし、私が来る前にひと騒動あったそうです。

別グループのオヤジの一人が「何もないじゃないか!」と怒鳴り散らしたそうです。

 

信州のオバチャンは、「あのオヤジが別グループでよかった」

北海道のオバチャンは、「ああいう人がいた方が面白い」

岩手のセレブ夫婦(信州のオバチャンが命名)の旦那さんは、「日本人として恥ずかしい」

 

いずれにせよ、添乗員さんは大変ですね。

しかし、別グループの添乗員さん(推定28歳の美形)は、その後、この問題オヤジを手なずけたそうです。やはり、オヤジは美形のお姉ちゃんには弱い(笑)

 

 

ホテルを出発し、空港へ。

タシケントから西へ約1,000km、ウルゲンチまで飛び、バスで南西約35kmにあるヒヴァへ向かいます。

 

 

 

日中は強烈な陽射しで、10月でも30度を軽く越えますが、早朝と夜は上着がないと寒いくらいに冷え込みます。観光のベストシーズンは春・秋です。

 

予定通りにウルゲンチに着き、バスに乗り込みました。

 

車窓から見たウルゲンチの街並み

 

10時半頃、ヒヴァ に到着。

カラクム砂漠の出入り口として、古代ペルシャ時代から繁栄したオアシスの町です。

外壁と内壁で囲われていて、内壁の内側は イチャン・カラ と呼ばれています。

宿泊するホテルは イチャン・カラ に位置していて、早速チェックインしました。

 

EURO ASIA HOTEL

 

我々で貸し切り状態になる小さなホテルでした。

 

2Fテラスからの眺望

 

 

 

タシケントのホテルと比較するとグレードは落ちますが、ロケーションは Good でした。

 

小休憩の後、観光開始。

 

ヒヴァ は16世紀初頭から20世紀初頭まで存在したヒヴァ・ハン国の首都で、17世紀にはホレズム随一のイスラム聖都として繁栄しました。町全体が世界遺産

総延長 2,250m の内壁に囲われた イチャン・カラ には至る処に遺跡がありますが、繰り返し破壊されてきたため、現在建っているのは、殆どが19世紀以降に建て直されたもののようです。

しかし、町全体は中世の面影・雰囲気を十分に残しています。

徒歩で全部観て周れるほどのコンパクト・サイズです。

 

まず最初は、正門のような位置付けの西門(オタ・ダルヴァザ)

 

門の外側から

 

西門の横にある科学者ムハンマド・アル・ホレズミ(783~850年)の像

 

「アルゴリズム」は、この学者の名前から来ているそうです。

 

西門から東門へと続くメインストリート

 

西門を入ってすぐ右手にあるのが、ムハンマド・アミン・ハン・メドレセ

メドレセとは神学校です。中央アジア最大の神学校であったそうです。

現在は、ホテルとしても利用されています。

 

1852年完成

 

ムハンマド・アミン・ハン・メドレセ の横には、カルタ・ミナル

建設を命じたアミン・ハーンが建設途中、ペルシャとの戦で死んだために中断されてしまった未完成のミナレット。

 

1852年着工。完成していれば70~80mであったが、現在は26m

 

赤〇が西門、黄〇がカルタ・ミナル、青☆がホテルの位置

 

メインストリートを挟んで ムハンマド・アミン・ハン・メドレセ の向かい側にあるのが、キョフナ・アルク。古い宮殿という意味で、17世紀に建てられたハンの宮殿です。

 

宮殿の壁

 

 

アイヴァン式モスク

 

宮殿内には造幣所もあったそうで、絹製のお金も展示されていました。

 

 

↓は、クリヌッシュ・ハンのアイヴァン式テラス。

 

赤○が現地ガイドのマルちゃん

 

三つのドアは、身分によって使い分けられていたそうです。

中には玉座。

 

 

テラスの向かい側は、ハーレムであったそうです。

 

ハーレム跡を見上げるマルちゃん。タシケントの留守宅にいる奥さんが恋しいのかな?

少しダイエットした方がいいと思うよ ニヤリ

 

マルちゃんの右手にあるのは、来客用のユルタ(移動式住居)を建てるための丸い土台です。

 

これで午前の部は終了。

キョフナ・アルク から徒歩1分もかからない至近距離にある店で昼食。

 

 

石窯でナンを焼いていて、香ばしい

 

その焼きたてホカホカのナンが卓上にやってきました♪

 

 

これは美味しい! 何もつけなくても美味しい!

 

テーブルに置かれていた前菜をちょこっと取りました

 

見た目通りの味のスープ

 

ヒヴァの伝統料理シュビド・オシ(香草を練り込んだ麺)

 

この麺料理は初めて口にする味でした。

香草は草臭さを感じさせない程度の絶秒な加減で、新鮮な味覚で楽しめました。

上部に少し写っている白いものはヨーグルトで、これが麺にマッチします。

 

練り込まれていた香草は、このようなものらしい(ヒヴァの露店で撮影)

 

信州のオバチャンがウズベキスタンに来た動機の一つが、NHK-BSで放送されている 「コウケンテツが行く アジア旅ごはん」 のウズベキスタン編を観たことであるそうです。

  ※↓で、その番組が少し触れられています

     http://www.kaze-travel.co.jp/naniwa20140324.html

 

焼きたてナンもシュビド・オシも美味しかったので、信州のオバチャン大満足。

私も大満足でした。爆  笑

シュビド・オシ、もう一回食べたい!

 

 

デザートとして出されたナッツやレーズンが入ったパイ菓子も美味しかった♪

 

激安ツアーですが、ウズベキスタンの料理、期待を大幅に上回る美味しさでした。ニコニコ