第14回エンベツふれあいマラソン完走記 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 昨年、OgakunとHOSSYがそろって優勝した、相性の良い大会。ただ、昨年はそれぞれのカテゴリーで、最高学年だったこともあったが、今年はそれぞれ1つ上のカテゴリーに移ったことから、そう簡単にはいかないはずだ。

 この大会は、参加料無料と、実にリーズナブルな大会。更にゲストランナーまでいる。昨年は、我々の世代には受験生ブルースでもおなじみの、走るフォークシンガー・高石ともやさん。そして今年はロス五輪女子マラソン代表の佐々木七恵さん。こんな無料大会が、あっていいのだろうか?

 しかし、美瑛から遠別までは片道4時間かかる。さすがに日帰りはきつく、1泊で行くとなると、トータルの経費では決してリーズナブルじゃない!しかし、2人がそろって優勝したという大会はこれだけ。出ないというわけにはいかない。

 昨年は遠別町内の旭温泉に泊った。しかし今年は、ボイラーの点検にぶつかって、大会当日は休業。そのため、ちょっと遠いが、音威子府の天塩川温泉に泊ることとする。道道遠別中川線を利用すれば、1時間弱で行けるはずだ。そのつもりで道道を行くと、なんとすでに冬期通行止めに入っていた。さすがに焦った。しかたないので、雄信内を回っていったが、予定よりもかなり遅れることとなった。それでも、私は性格的に、時間的な余裕をもって行動しないと気がすまない性質なので、受付時間内には会場に到着できたが、ぎりぎりの時間帯で行動していたら危ないところだった。

 あまりスタートまで時間の余裕がない。コース試走はちょっと無理かな、と思ったのだが、昨年は2kmだったHOSSYが、3kmコースを見ておかなければ不安だという。そこでアップがてら、3kmコースを走ることとする。時間がないということから、気持ちの余裕がない。そのためアップにしては少し速いペースで走ることとなった。

 戻ってくるとすぐに開会式。そして開会式が終われば、間もなく全種目一斉スタートとなる。今日はなんとも慌しい。

 今回のエントリー種目は、Ogamanは40歳以上の3km。明日は旭川での初フル挑戦を控えていることから、短い距離にエントリーした。ところがこの選択、良かったかもしれない。エントリーは8名。俄然、入賞の期待も出てくる。

 HOSSYは小学5、6年女子3km。今回は6年生との混合でもあり、遠別小のマラソン大会も兼ねるということで、エントリーの数も多く、33名。昨年のようなわけにはいきそうもない。Ogakunは中学男子6km。この距離は、30歳以上の6kmもあれば、年齢制限なしの6kmもある。従って、30歳以上と中学生は、年齢制限なしのクラスにも出場することができ、なんともわかりづらい。また地元の中学生は、年齢制限なしの10kmに出ている生徒も多い。そのためエントリーは12名である。

 スタートラインに並ぶ順番は、10kmが先頭で、以下6km、3kmと続いていく。Ogakunは6km、OgamanとHOSSYは3kmのスタートラインに並ぶ。

 スタートとともに一斉に飛び出す。少し混雑する中を、Ogakunは順調に飛び出していったのが見えた。OgamanはHOSSYの露払いを務めながら走る。しばらくして後ろを振り返ると、少し離れてHOSSYがついてきている。「ついて来いよ」とHOSSYに声をかけ、直後まで上がってきたのを確認して、そのままのペースで走り続ける。

 しばらく走り、2kmコースとの分岐点にさしかかる。後ろを振り向くと、HOSSYの姿はない。ついて来れなかったのか?かといって待っているわけにもいかない。自分のレースに専念することにする。

 6km、10kmの選手とともにしばらく国道を走った後、3kmコースは海に向かって左折する。その地点で前のランナーを数えると、大人3人、子供1人。ということは、現在4位。入賞圏内だ。もう後ろのHOSSYなど気にしていられない・・・それでも親か!

 3位の選手と小学男子トップの選手は、ほぼ並んで走っている。少しずつその2人に迫っていき、捉えたところから一気にスパートをかける。まだゴールまで間があるが、最後の競り合いになると根性なしの自分には勝ち目がない。ここで一気に離して、追う気を失わせなければならない。その作戦が当たったか、最後はアップアップで小学生トップの選手に追い上げられながらも、3位をキープしてゴール。しかも12分台のタイムは文句なしの自己ベスト。う~ん、満足!・・・そういえば、HOSSYはどうなっているんだ?

 ゴール前でじっと待つ。13分台の後半で、小学女子のトップがやってきた。しかし、HOSSYの姿は見えてこない。2人、3人とゴールするが、まだ見えない。6位争いで5人ほどの集団がやってきたが、その中にHOSSYの泣きそうな顔があった。しかし残念ながら8位で、入賞は逃す。タイムも、15分19秒と今季ワースト。やはり前半のオーバーペースがたたったようだ。娘を忘れ、自分のレースにのめりこんでしまったオヤジの責任のようだ。

 続いて、6kmでやってくるOgakunを待つ。一般のトップ、2位とやってくるが、Ogakunの姿はなかなか見えてこない。6kmは、くりやまマラソンと同じ距離。あの時は、惜しくも24分を切れなかったので、今度こそと言っていたのだが、どうやらそれよりも遅くなりそうだ。それでも、ようやく中学生のトップで見えてきた。苦しそうな表情だが、後ろに中学生の姿は見えない。そのまま25分57秒でゴール。くりやまよりもかなり悪いタイムとなってしまったが、このコース、昨年も後半は海からの強い風で走りづらかった。そのせいとしておこう。

 結局、わがファミリーの成績は、優勝、3位、着外。滅多に入賞しないOgamanは上機嫌だったが、着外だったHOSSYは、「お父さんのせいだ!」と、終始機嫌が悪かった。


結果

Ogakun 25分57秒(6km) 中学男子の部 10人中1位(優勝) 

HOSSY 15分19秒(3km) 小学5~6年女子の部 28人中8位 

Ogaman 12分55秒(3km) 40歳以上男子の部 6人中3位(入賞) 自己新