第1回奈良マラソン完走記~あをによし 奈良の都を ひた走る(斑鳩を歩く) | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 朝、6時30分に起床しました。さすがに移動の疲れは残っていますが、観光の時間はできるだけたっぷり取りたいと思っています。


 朝食は7時からです。でも朝の支度はスローモーな動きに終始してしまい、なかなか素早い行動ができません。


 明日の朝食は6時からとのこと。朝食会場はそれほど広くありませんが、相席で詰め込んでも40名も入るでしょうか。きっと明日は早い時間からいっぱいになることでしょう。


 昨日、札幌のえびちゃんからメールが入っていました。えびちゃんも奈良マラソンに参加するため、昨日札幌を発ったのですが、昨夜は大阪に泊まったそうです。そこで奈良に向かう途中で法隆寺に立ち寄ろうと思うので、合流しないか、とのことでした。現地で合流することとして、私も法隆寺に向かいました。


 奈良から法隆寺へは、バスで法隆寺前まで行く方法と、JRで法隆寺駅まで行って、そこから約15分ほど歩く方法があります。私はJR法隆寺駅まで行き、そこからは歩いて行くことにしました。えびちゃんの到着予定時刻よりも先に到着してしまいましたので、境内を見学しているうちに合流できるだろうと思い、えびちゃんにもメールで伝えて現地に向かいました。


 JR奈良駅にはせんとくんがいて、ここで写真を撮っている人も何人かいました。


Road to SAROMAN BLUE-奈良駅のせんとくん


 法隆寺駅に置いてある簡単な地図をもらい、それを見ながらぶらぶらと法隆寺を目指します。このあたりは明日のマラソンのコースからは完全に外れていますが、奈良市内と天理市内ではマラソンによる規制があることを周知する横断幕が掲げられています。


Road to SAROMAN BLUE-横断幕


 こうして広く周知しないと、知らずに車で向かってくる人がいるとトラブルの原因になりますからね。


 やがて法隆寺に到着しました。


Road to SAROMAN BLUE-法隆寺


 周りを見ると、まだ9時前だというのに、すでに大勢の人が歩いています。私もゆっくりと歩きながら南大門に到着しました。


Road to SAROMAN BLUE-南大門


 拝観料を払い中に入ると、そこには金堂と五重塔が悠然とそびえていました。


Road to SAROMAN BLUE-金堂と五重塔


 この金堂と五重塔を中心とする西院伽藍は、現存する木造建築物群としては世界最古のものだとか。なんとも歴史の重みを感じる建物です。


 この金堂と五重塔はもちろん、ぐるっと取り囲んでいる回廊も国宝ですし、中門も今は改修中の講堂も、さらにはその中に収められている仏像も・・・。これでもかというくらい国宝があるのですから、なんとも素晴らしいところです。


 やがてえびちゃんと合流して、これらをじっくりと見ながら回りました。遠い飛鳥時代に思いを馳せながら、非日常の時間をたっぷりと楽しみました。


Road to SAROMAN BLUE-えびちゃんと


 西院伽藍を見たあとは、百済観音堂に行き、百済観音を眺めます。なんとも美しい曲線を持つ観音様で、羨ましいほどのランナー体型でした。


 それから、かつては斑鳩宮が置かれていたという東院伽藍に向かいます。聖徳太子が住まわれていた頃と時代は大きく変わりましたが、変わらない気が漂っているような錯覚を覚えました。


Road to SAROMAN BLUE-夢殿


 そのまま中宮寺に回り、境内を散策し、本堂にも上がってテープで流されている解説を聞きます。なんだかここでは、時間の進み方がゆっくりしているような感じをします。


Road to SAROMAN BLUE-中宮寺


 中宮寺のあとは法紀寺、法輪寺に回ろうかとも思っていたのですが、それらと反対側にある藤ノ木古墳も気になり、そちらへ回ってみることとしました。


 のどかな雰囲気の中、また法隆寺西院の前を通り、遠くに五重塔を眺めながら、散策します。


Road to SAROMAN BLUE-五重塔遠景


 しばらく歩いて藤ノ木古墳に到着しました。


Road to SAROMAN BLUE-藤ノ木古墳


 石室内をのぞき込んだり解説板を読んだりした後、近くにある斑鳩文化財センターへ行きました。千年を超える時の流れ。想像もできないスケールに、ただ圧倒されるばかりです。


 あっという間に時間が過ぎて、昼が近づいています。このあとは、14時30分頃、受付会場の鴻ノ池陸上競技場で将パパさんと合流しようとしています。それまではちょっと時間がありますが、私たちはとりあえず奈良に向かうことにして、斑鳩の里をあとにしました。(つづく)



Let's Run with a Smile!