ということで、またこれを(PC限定) 。
サロマへ行くにあたって、準備はだいたい整った。ホテルへの最終連絡と料金確認も終了。前日の「走る男2」の収録に向けても、参加者集め以外はだいたい終わった。あとは荷物の準備と体調を整えることだけだ。ところがこいつが一番やっかいだ。
素直に現状を述べると、脚は特に左脚に不安が集中している。私がこれまで痛めることが多かったのは右脚。ところが今回、千歳で痛めたのは左脚。これが重大な故障とは思えないものの、痛みがなかなかひいてくれない。なにより、膝の緩んだ感じが、長距離を走る上では大きな不安となる。昨年のサロマで走れなくなった最大の要因はこれだった。今年は走る前から、その不安を抱えている。
しかも今年は脚だけではなく、体調もよくない。春先からずっと、慢性の下痢に悩まされている。走る前は正露丸を飲んでおかないと、とても走れたものじゃない。
もちろん、練習不足というのもある。体調不良と諸般の事情で2月~3月はほとんど走れなかった。そして4月以降も、思うように練習をできずにいる。昨年までの同時期と比べても、練習内容は質量ともに物足りなさが残る。
5月に走り込みをして脚をつくろうと思ったが、体調不良による1週間のランオフを挟むなど、どうにも調子が上がってこない。そうこうしているうちに、サロマはどんどん近づいてくる。
6月7日の千歳JAL国際マラソンは、私にとって大きなショックだった。まさか、今の自分がこれほどまでに走れなくなっているとは思わなかった。タイム云々よりも内容の悪さ。それは、私の中にかすかに残っていた希望を、粉々に打ち砕いてくれた。
今の自分では、とうていサロマは完走できない。私はサロマが怖くなり、DNSの理由を探すようになった。
そして先週、サロマの前日に「走る男2」の収録をすることが決まったのをきっかけに、ついに私はDNSを決断し、行動をともにする仲間にDNS宣言をしてしまった。
だが・・・いざ宣言をしてしまうと、むしょうに走りたくなってしまう。サロマ前日に20km走をしてから150kmの距離を運転して移動するというのは、たしかに無謀なスケジュールではあるが、かといって物理的に出走可能であれば、あえてDNSとする必要はない。
怖さばかり感じていた今年のサロマ。走りたいと思ったのは、もしかするとこのときが初めてだったかもしれない。私はすぐさま、前言を撤回した。
思えば、昨年のサロマから、ずっと不調が続いている。サロマはリタイアに終わったものの、最後の最後まで泥臭く前に進んだ。そのためダメージを、体の中にも脚にも蓄積してしまい、なかなか回復できなかった。そんな状態で北海道マラソンを激走してしまったことで、さらにダメージを蓄積した。しかも、ようやく回復してきたと思ったらつまらないアクシデントに見舞われるなどして、散々な状態だった。
結局、昨シーズン末にようやくレース復帰したものの、出場した2レースは、いずれも散々な結果に終わってしまった。
年が明けて、先ほども書いたように2月~3月はほとんど練習もできず、3月に予定していた2レースもDNSとなる。そして24時間走も千歳JALも、内容的には納得のいかないレースが続いている。
こんな散々な状態だけど、今年もサロマを走る。走るからには、ゴールを目指して。
第1目標は、30kmの壁を破ること。
なにしろ今年は、出場した2レースで、いずれも30kmの壁を破れていない。24時間走も、千歳JAL国際マラソンも、いずれも30kmの手前から歩き始めている。だからまずここは、なんとしても30kmの壁を破らなければならない。
第2目標は、歩かずに42.195kmを越えること。
フルマラソンの最近2レース。下関海響マラソンと千歳JAL国際マラソン。この2レースは、いずれも途中で歩いている。だから今回は、なんとしても歩かずに(上りは歩くぞ作戦も、今回は封印します)42.195km関門を通過したい。タイムはどうでもいいから。
第3目標は、旧緑館。
その途中に、2006年にリタイアした48km地点があり、ここを第3目標とすることも考えたが、第2目標地点とあまりにも近いので、第3目標は旧緑館とする。ここからがいわば後半戦の始まりだ。
第4目標は、白帆のエイド。
サロマ名物の私設エイドだが、昨年ここを通過したときは、すでに制限時間をオーバーしていたため、エイドは撤収作業をしていた。これはね、寂しいものだよ。昨年のサロマで、最も寂しさを感じた瞬間だったかもしれない。もう自分はレースをしていないんだ、ってね。今年はどうにか、エイドの開設時間内にここを通過したい。
第5目標は、ワッカ。
ここまできたら、あとはなんとしてもワッカにたどり着くこと。そしてそこで体勢を立て直して、残り20kmのカウントダウンに向かう。
そして最終目標は、もちろん・・・。
サロマ湖100kmウルトラマラソンでは、選手への応援FAXを受け付けています。これ、私たち参加者にとって、ひじょ~に力づけられる応援なんです。
応援FAXは、2カ所の会場に貼り出されます。
1カ所は、スタート前の激励FAXということで、スタート会場の湧別町に貼り出されます。受付を済ませて激励FAXを見つけると、力が非常に湧いてきます。
もう1カ所は、フィニッシュ後のお疲れさまFAXということで、フィニッシュ会場の北見市常呂町に貼り出されます。ゴール?あるいはリタイア?いずれにしても、私はそのとき全力を出し切っているはずです。そんなとき、皆さんからのFAXにより、筋肉痛も忘れることができるでしょう。
どうか、今年も皆さまからの応援FAXを寄せていただくようお願いします。
FAXの宛先は
スタート前の応援FAX 01586-5-3191
フィニッシュ後のお疲れさまFAX 0152-54-3888
となっています。NO.2390のOgaman宛に送っていただけると、大変ありがたく思います。
なお、受付締切は、6月25日(木)の17時(厳守)となっておりますので、よろしくお願いします。
送って頂いたFAXは、後日、このブログの中でも紹介したいと思います。もしも紹介不可の方は、その旨をメールまたはメッセージ、コメント等でお知らせいただくとありがたいです。