私の今年のテーマは挑戦だ。いや、別に年頭にそう誓ったわけでもないのだが、たまたまサロマ、そしてマスターズ陸上と、2つの初挑戦をする年となったからだ。そこで挑戦第1弾。北海道マスターズ陸上競技記録会に出場してきた。
マスターズ陸上とは、簡単に言うと男子35歳以上、女子30歳以上の陸上競技実践愛好者による大会である。毎年マスターズ陸上競技連盟に所属し、道内各地で年に数回ある大会に出場できる。大会では年齢により5歳刻みでクラス分けがされており、全国大会などへの道も開かれている。生涯スポーツとして陸上競技を楽しむ者にとっては欠かせないものとなっているのだが、悲しいことに参加者は市民マラソン大会などに比べると決して多くはない（はっきり言ってかなり少ない）。
昨年のある時期、私はサロマ挑戦を諦めた。代わって以前から憧れていたトラックデビューを果たそうと、年が明けるとすぐに登録した。そしてやがて迎えた誕生日。衝動的にサロマにエントリーした。そのため2つの全く異なる挑戦をすることになったわけである。
で、迎えた2週連続挑戦シリーズの第1弾であるマスターズ陸上だ。
旭川市の花咲スポーツ公園陸上競技場で行われたこの大会。まったく勝手がわからないが、駐車場でichanさんと一緒になったことから行動をともにする。
私がエントリーしたのは1500mと5000m。9時に開会式、10時に競技開始、しかし私が出場する1500mは11時30分。5000mは最後の12時45分と時間があった。
出場者を確認すると、私の所属するM45クラス（45歳から49歳の男性）からは1500mも5000mも私1人だけ。フィニッシュすればトップである。先週千歳で行われたマスターズ大会の結果は、一昨日の道新夕刊（全道版）に出ていた。今回の結果も出るのだろうか？であれば、2種目でトップとして載るんだ！でも、問題はタイム。タイムも一緒に出ていたので、あまり遅いようだと恥ずかしい。1500mは5分台。5000mは・・・22分30秒を目標にしようと思っていたのだが、これじゃあ遅すぎるかなぁ。
会場に到着したときはどんよりと曇っていて、涼しささえ感じていたが、いつのまにか青空が広がり初夏の日差しが降り注いでくるとたまったものじゃない。あっという間に25度を超え、長距離を走るにはつらい条件になってくる。
NAOJIさんやichanさんが出ているレースを応援しながら過ごしたが、スタート時間まで間があるというのは緊張感を増すものだ。自分がスタートする時刻になると、緊張で体がこわばっていた。
スタートラインに並び、号砲とともに飛び出す。同時にストップウォッチのスイッチを入れようと思ったが・・・時計をストップウォッチに切り替えるのを忘れていた！こんなに緊張しているのかと、自分でもなんだかおかしくなった。
目標タイムは6分を切ること。事前に計算しておいたところでは、100mを24秒でちょうど6分。ということは、最初の300mの通過タイムは・・・1分12秒でOK。フィニッシュ地点におかれているタイマーを見ると、1分そこそこで通過している。よし、貯金ができた。
スタート直後、私の前に飛び出した女性ランナーがいる。ちょうど彼女がいい目標となって、追っていくことができた。そして彼女を抜いた後はその前にいるランナーを追いかける。
700mの通過タイムの目標は1分12秒＋1分36秒で2分48秒。走りながらでもそんな計算をしながら通過。どうにかまだ10秒くらいの余裕がある。
しかし昨日もこの700mを過ぎてからペースダウンをしている。この周回が5分台を出すための鍵を握っていると思っていた。次に5000mのレースが控えていることなど忘れ、真剣に走っていた。
無事に周回遅れにもならず最終周回を迎える。6分-1分36秒は4分24秒。しかし時計は4分10数秒を指しており、よほどの失速がなければ5分台は間違いない。最後は全力を振り絞ってゴールに飛び込んだ。
5分47秒28。初のトラックの記録としては、上出来だ。しかし1時間後の5000mを走れるのだろうか？私は大きな不安に見舞われた。（挑戦！マスターズ～納得の5000mに続く）
憧れの トラックの上 ひた走る
今日の走行内容
トラック1500mと5000mとアップ少々。計6.5km。今月累計82.1km。
残すところ、火曜日にちょこっと走り、木曜日に最終刺激を入れる予定。どうやらレース前に100kmには届きそうにない。