遂に 定期考査 が終わった !!
テスト返却 も完了したね ⁉
仮内申 の告知は週明けかい !?
ここから先は 前進 あるのみ !!
さて、東京都内在住の中学3年生たちは、全国の中3生たちよりも一足先に高校入試に挑む。明後日の日曜日(23日:勤労感謝の日)に “ESAT-J” を受験するのだ
。
都内在住の中・高校生の子どもを持つ保護者ならばご存じの “ESAT-J”。そこで、そうでない方々のために “ESAT-J” について簡単にご説明させていただきたい
。
● “ESAT-J”(English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)は東京都が中3生を対象に実施している『英語スピーキングテスト』
●「話す能力」を客観的に6段階(A=20点、B=16、C=12、D=8、E=4、F=0)で評価(点数化)
● 導入前は学力試験と内申点(調査書点)が “7:3” の割合による1000点満点で合否が判定されていたが、“ESAT-J” の導入後はこの分の20点が加わって1020点満点となった
● 問題形式
・Part A(2問):提示された英文を音読
・Part B(5問):英問英答4問、英問作成1問
・Part C(1問):ストーリーを英語で話す
・Part D(1問):英語で自分の意見を述べる
● 所要時間は実質15分程度
(さらに関心を持たれた方は、東京都教育員会がホームページ上で公開している「サンプル問題と解答例」を載せましたのでご覧ください)![]()
昨年、“ESAT-J” の受験にあたり、ボクは事ある毎に3年生保護者たちからの質問を受けた
。
20点の “ESAT-J” のためだけに
時間をかけて何か特別に
準備する必要はありますか?
ボクの答えは毎回はこうだった
。
「何せ “話す能力” が問われるテストですからね、一夜漬けでどうこうなるようなものではありませんよ。それこそ毎日の練習が重要です
」
「ボクは1学期のあいだ、3年生たちに教科書音読の大切さを説き、家でも時間をかけて音読練習するようにハッパをかけ続けました。生徒一人一人が持っているタブレット端末に『課題英文の音読』を録音・提出させて評価したのもその一環です
」
「2学期には “choko ZAC英会話学校”を臨時創立して即問即答力を強化しました
」
「どちらも “ESAT-J” 対策に役立つものです。ご自宅でも続けてください
」
ここで “choko ZAC”について触れておこう。
ボクはこの取組みの概要について生徒たちには次のように説明し、重要性を訴え、彼らの学習意欲をかき立てた
。
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よく誤解されるのだが、この “choko ZAC”は、最近街角でよく見かけるスポーツジムとは何の関係もない。ボクが校長兼経営者の、全く新しいタイプの英会話学校だ。入会金も年会費も、今なら無料! それ以上に凄いのは「話す力をもっと伸ばしたい!」というキミたちの願いが叶うことだ。
わずか1分程度の短時間、ちょこっとだけALTのザック先生をはじめ、英語の先生たちと会話練習すればいい。「ちょこっとザック先生と英会話」を略して “choko ZAC”。こんなことは●●区内の、いや、東京都内のどんな中学校でもやってないぜ!
“choko ZAC”メンバーズカードの裏に書かれた1~100までの数字は会員専用『使える英会話100問答集』の番号に呼応しています。キミは10分休みや昼休みの時間を利用して英語の先生たちを訪ねて問答集に書かれた英文を質問、それに対して先生たちが答えます。
次に、先生たちが同じ質問を聞き返し、キミはそれに答えます。つまり…
①生徒が質問➜②教師が回答➜③教師が同じことを質問➜④生徒が回答・・・これでポイント1つ獲得。カード裏面の、生徒が質問した同じ番号のところにスタンプが押されます。問答は好きな番号から選んでかまいません。やりやすい番号からどんどん会話しましょう。
この取組は “主体的に学習に取り組む態度”の評価に加算されることは言うまでもありません。〆切は11月22日!
簡単、便利、楽しい!
さあ、choco ZAC で
キミの英語筋肉を鍛えろ!
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「ポイントを貯めたい」という人間の社会行動を巧みに利用したこの学習課題は生徒たちにも好評だった
何しろ、ポイントは貯まるし、英会話が身につくし、スピーキングテストに自信が持てるようになったし、評価にも反映されるし・・・いいことずくめだもの
。
ちなみに、昨年度の東京都全体の “ESAT-J” の試験結果をまとめたものが下の表である
。
ご覧のとおり、A評価とB評価を合わせて62.9%となっているが、ボクの学校では70%を大きく超える成果を上げた。あの子たちは実に前向きに、こちらの期待する以上に一生懸命に取り組むことのできる連中だった。改めて言わせてもらいたい、本当によく頑張ったな
。
改めて “ESAT-J” の話に戻ろう。
受験生たちには1020点満点のうちのこの20点を「大した配点ではない」と考えるのではなく、「ここで20点取れるか8点に終わるか、その差は大きい」と覚悟してほしい。理由は次のとおりだ。
内申がオール3(9科:27,5科:15、3科:9)の生徒が例年受検者数の多い芦花高校(昨年度応募倍率:2.02倍)を受けるとしよう。合格するために必要な筆記試験(500点満点)の得点を360点と仮定した場合、この360/700点と内申点(=調査書点:180/300点)を1000点満点に換算すると684/1000点である。
“ESAT-J” で20点取った生徒がこの684点に達するには、筆記試験で346/500点でよい計算になるが、ESAT-Jが8点の生徒は354/ 500点取る必要がある。筆記試験の8点差というのはなかなかの重みがある。国語で言えば、漢字の読み書きの問題の配点が1問2点だから4問分の差になるし、英語でいえば、記号を選んで答える配点4点の選択問題2問分の差にあたる。
したがって、合否のボーダーライン上にいる受験生にしてみれば、“ESAT-J” は合否に関わる大きな要素だということがわかるだろう
。
こんなふうに書くと、受験する当事者たちは緊張してしまうだろう。そんなときは
「できることをできるだけ頑張る」
と自分に言い聞かせなさい。それはつまり、「自分の力を充分に発揮して悔いを残さない」ということ、「身に付けた知識は出し切る」ということだ。
今回の “ESAT-J” で言えば、「英語が苦手で自信がない」という生徒も、なるべく指示された内容に沿うようにアレンジすることを意識しながら、次のパターンを思い出して、明確な明るい声でテストに臨もう
。
● I was ~ing.
(私は~していた)
● When I was ~, a man ~.
(私が~のとき、一人の男性が~だった)
● I wanted to 動詞の原形
(私は~したかった)
● I was happy / sad.
(私はうれしかった/悲しかった)
● I think I can 動詞の原形
(私は~することができると思う)
最後に、ちょうど1年前、ボクが “ESAT-J” の実施直前に書いた『学年通信』も載せておこう
。
では、中3生たち !!
キミたちの健闘を
心から祈っているよ !!







