今回は中学校１年生向けに
書こうと思います。
ボクの教え子たちは昔の自分を
思い出しながら読んでください。
公立中学校の入学式は４月８日、晴天の火曜日でした。式典も、保護者も加わってのクラス集合写真撮影も、無事に済んだかな。この日の思い出を大切にしてくださいね。
記念すべき入学後最初の一週間が今日で終わり。水・木・金と、僅か３日だけですが、新入生たちは緊張の連続だったことでしょう。
明日は休みだから、ゆっくり休んでください。
さて、中学校の教員たちの間には
『黄金の３日間』
という言葉があります。
「中学生としての責任を自覚させ、仲間たちと協力し合う姿勢を持たせ、学校生活のルールや授業規律に対する意識を高めさせるために、１年間で最も大事な最初の３日間」を指すものです。
給食の開始、部活動説明会、校内見学、身体計測、清掃活動の開始。教科書配布、自己紹介カードの記入、そのカードをもとにクラスの仲間たちへ自己紹介、班長決め。そしてようやく、前期に所属する委員会と係の決定と、学級目標の設定。これらの他にもいろいろと
新中１の諸君！ 学校生活に慣れるまでにはまだまだ時間が掛かるよ。焦る必要なんてないぞ。他の生徒もそうなんだから。ゴールデンウィークが始まる頃までに、中学生としての生活リズムが固まるといいね。
授業は小学校の時から５分延びて１コマ５０分。たかが５分だけど、最初は長く感じるよ。
忘れ物をしてしまったら、授業開始前にそのことを教科担任の先生にちゃんと伝えなさい。
ボクの経験からすると、ちゃんと伝えられた子は次回から忘れ物する回数が減ります。それができないと「ま、いいか」と忘れ癖がついちゃう。そこはしっかりやりなさい。
授業中にトイレに行きたくなったら我慢しないで、「先生、お手洗いに行ってきます」をちゃんと声を掛けてから行きなさい。
あなたの周りに困っている子がいたら、助けてあげなさい。いつか、あなたが困っているときになったら、周りの人に助けてもらえますから。
あ、そういえば、３年前にボクが中１の担任だったときの学級目標は、『助けてあげるね（笑）ありがとう（笑笑）』でした。
常に周囲に気を配り、困っている仲間がいれば、笑顔で「助けてあげる」と声掛けをする。助けてもらったほうは、ちゃんと「ありがとう」と笑顔の倍返しをしながら感謝を伝える。これが、みんな仲良く平和に暮らせる秘訣です。
このクラスの子たち、この目標を１年間忘れることなく、ちゃんと実践してくれました。きっと、高校１年生になった今も、これを意識してそれぞれの学校で周りに好影響を与えてくれているはず 
ね、そうだろ！？